白髪染めをしたけど、思ったように染まらない・・・
白髪を思った色に染めたいし、色持ちも良くしたい!
そんなときはダブルカラーという方法があります。
白髪染めとヘアカラーを併用する方法です。
ですが、髪が傷まないのかなどデメリットもきになりますよね。
ここでは、白髪染めとヘアカラーを併用するダブルカラーのメリットとデメリット、ダブルカラーをした後のヘアケアなどについてご紹介します。
1.白髪をダブルカラーするのメリット
1ー1.染まりやすさ
1-2.髪色の発色
1-3.色落ち
3.ダブルカラーで白髪を上手に染める方法
3-1.白髪染めが浸透するまでヘアカラーを塗らない
3-2.色の補色に注意する
3-3.染めた後ヘアケアをしっかりする
1.白髪をダブルカラーするのメリット
白髪染めとヘアカラーを併用すると、実はヘアカラーだけ、白髪染めだけに比べると、さまざまな部分で違いがあるのです。
白髪染め | ヘアカラー | ダブルカラー | |
---|---|---|---|
染まりやすさ | ○ | ○ | ◎ |
髪色の発色 | ○ | △ | ◎ |
色落ち | ○ | △ | ○ |
実は白髪染めだけよりも、一度白髪染めをしてからヘアカラーした方が、髪色の発色が良くなるという効果があります。
それでは、それぞれの効果とその理由を解説して行きたいと思います。
1-1.染まりやすさ
白髪染めもヘアカラーも、どちらもしっかりと髪の芯まで浸透させる効果がありますが、白髪染めの後にヘアカラーをした方が、髪の毛への浸透率は上がります。
白髪染めで一度髪の芯まで色素が定着した状態に、さらにヘアカラーの色素を上書きするので2倍染まりやすいということになります。
ですから、その分退色が防げ、色持ちも良くなります。
もちろん、そのせいで頭皮や髪の毛へのダメージも大きいというデメリットはあります。
ダメージが心配な場合は、低刺激で髪の補修効果もあるヘアカラートリートメントを使う方法があります。
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1-2.髪色の発色
白髪は、髪の毛にそもそもの色がないため、ヘアカラーだけだと白髪の部分だけが浮いてしまいやすいのです。
ですから、白髪の部分は白髪染めで染め、その後全体をヘアカラーで染めると思ったようなキレイに発色しやすいのです!
もともとヘアカラーは、暗い髪色を明るくするために作られているものなので、黒い髪色の方がキレイに発色するというわけです。
もっと明るい色にしたい場合は、一度黒髪をブリーチしてから染めるという方法もあります。
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1-3.色落ち
白髪染めとヘアカラー、ダブルカラーの大きな違いは、色落ちです。
先述した通り、白髪染めをした後にヘアカラーをすることで、髪の毛の芯まで染料が浸透します。
白髪染めの色が落ちてしまう原因は、髪の毛から色素が抜けてしまうことにあります。
白髪染めとヘアカラーを併用することで、髪の芯までしっかりと白髪染めの色素とヘアカラーの色素が定着します。
それぞれの色素の分子が髪の毛から逃げにくくなるため、髪の毛に定着した色が落ちにくいのです。
2.白髪染めとヘアカラー併用のデメリット
白髪染めとヘアカラーを併用するということは、1度に2回髪の毛を染めるのと同じことです。
ですから、頭皮にも髪の毛にも2倍のダメージがあります。
すでに髪の毛にダメージが蓄積されて、髪の毛がギシギシしたり、引っ掛かりあるような髪の毛なら、ダブルカラーで髪の毛のダメージが深刻なモノへと変わってしまうかも知れません。
もともと蓄積されているヘアダメージにもよりますが、すでにある程度髪が傷んでいるようなら止めたほうがよいでしょう。
ダメージが大きいので、染めた後のヘアケアも大切です。
どんなケアが必要かは後ほどご説明します。
3.ダブルカラーで白髪を上手に染める方法
ダブルカラーは髪色をキレイに発色してくれますが、髪の毛へのダメージも少なくありません。
また、頭皮や髪の毛へのダメージだけでなく、色の組み合わせによってはヘアカラーの色がキレイに発色しないこともあり、実は白髪染めとヘアカラーの併用は自分で行うのは意外と難しいのです。
それでは、髪の毛へのダメージコントロールやダブルカラーのコツなど、3つのポイントをご紹介したいと思います。
3-1.白髪染めが浸透するまでヘアカラーを塗らない
白髪染めとヘアカラーの併用は、時間がかかってしまいます。
通常の白髪染めでも、準備する時間も含めれば1時間ほどかかってしまうのですから、その上からヘアカラーを塗って完全に乾くまでには最低でも2時間はかかってしまいます。
だからと言って、焦って白髪染めが乾く前にヘアカラーを塗ってしまうと、白髪染めの成分とヘアカラーの成分が混ざってしまい、上手く髪色が発色しない場合があります。
白髪染めとヘアカラーを併用する際には、それぞれの色が乾くまでしっかりと時間を取りましょう。
3-2.色の補色に注意する
白髪染めの上からヘアカラーを塗ることで、髪の毛の色をキレイに発色させることが出来ますが、どんな色でもキレイに染まるわけではありません。
実は色にはお互いの色と打ち消し合う色、補色というモノがあり、間違ってお互いの色を打ち消し合う色味を選んでしまうと、髪の毛の色がくすんでしまうことがあります。
例えば補色関係になっている色、
- 青とオレンジ
- 赤と緑
- 黄色と紫
のような組み合わせだと、上手く発色しません。
白髪染めであればそこまで補色を気にする必要はありませんが、白髪染めにもカラートーンがあるため、合わせるヘアカラーによってはキレイに発色しない可能性もあるのです。
3-3.染めた後ヘアケアをしっかりする
ダブルカラーによって髪の毛が傷んでしまうことはすでにご紹介しました。
しっかりケアをしておかないと、髪がパサパサでツヤがなくなったりしますし、頭皮へのダメージは薄毛の原因にもなります。
髪のケアは、PPTやCMCなどの補修成分がしっかり使われているシャンプーやトリートメントを選びましょう。
もちろん、市販のシャンプーではなく、低刺激な洗浄成分を使っているシャンプーを選ぶ必要があります。
さらに詳しい方法やどんなアイテムがオススメかは、以下の記事を参考にしてみてください。
また、白髪染めの後は頭皮が乾燥した状態になりがちですから、頭皮の保湿ケアも大切です。
美容オイルや頭皮用化粧水などを使って頭皮ケアもしっかりしておきましょう。
以下のページで詳細とオススメのアイテムをご紹介しています。