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白髪染めの心配点

ヘナと科学染めの違い。低刺激だが匂いなどのデメリットも!

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一般的な白髪染めは科学染め(化学染め)と呼ばれ、強い化学物質を使って染める方法です。

それに対し、天然由来の成分で染めるヘナ染めが、低刺激で副作用も少ないと注目されています。

ここでは、ヘナを使って白髪を染める場合のメリット、デメリットや、ヘナと化学染めとの違いについてもご紹介します。

1.ヘナ染めとは?

「ヘナ」は100%天然由来の白髪染めです。

もともとヘナとはインドからモロッコにかけて自生している植物で、そのヘナの葉っぱを乾燥させて粉末にしたものです。

その天然のヘナの色素によって健康的に髪の毛を染めることができ、副作用も少ないのです。

1-1.ヘナのメリット

ヘナにはたくさんのメリットがあります。

ヘナのメリット

  • 低刺激
  • コンディショニング効果
  • デトックス効果
  • フケの予防
  • 髪の保湿

ヘナに含まれている成分には髪の毛にツヤとコシを与えるコンディショニング効果もあり、個人差はありますが、ヘナを使うことでさらさらな髪の毛になりやすくなります。

また、ヘナは漢方としても使われている成分なので、毛穴から吸収することでデトックス効果もあることが知られています。

そして、何より頭皮を傷つけず皮脂バリア機能を保ったまま髪の毛を染めることが出来るため、通常の白髪染めよりもフケが出にくくなります。

極めつけはヘナの色素である<ローソン>によって髪へのダメージをリペア。
結果的にそれが髪への保湿につながり、ヘナを使って染められた髪の毛は潤いのあるつややかな髪になるのです!

逆に、どんなデメリットがあるのでしょうか?

1-2.ヘナのデメリット

もちろんヘナにもデメリットがあります。

ヘナのデメリット

  • 臭いがキツイ
  • 赤っぽく染まる
  • 染めるのに時間がかかる

などです。

詳しくはこの後の化学染めとの比較でご説明していきます。

2.ヘナと化学染めの違い

ヘナも普通の白髪染めも、一見するとどちらも同じ白髪染めのように思えてしまいますが、頭皮への負担ということを考えた時に普通の白髪染めよりも、ヘナの方が優れています!

ただヘナは地肌に良い反面、染まりやすさや髪の毛を染める際の手間などは、化学染めと比べると劣る部分も……

それでは、ヘナ染めと化学染めを比較して、その違いを見ていきましょう。

  ヘナ染め 化学染め
頭皮へのダメージ
髪の毛へのダメージ
アレルギー
発色
色落ち
臭い
染まりやすさ
金額

頭皮へのダメージ&髪の毛へのダメージ

通常市販されている白髪染めは、白髪を黒く染めるために科学物質をたくさん含んでいます。

日本で販売されている白髪染めの中には、海外では販売禁止になるような成分も含まれており、頭皮のことを考えると決して通常の白髪染めはおすすめ出来るものではありません。

しかし、ヘナは違います。

もともとヘナは自然の白髪染めです。
自然にある植物の力を使って自然に髪の色を染めるため、地肌への負担はほとんどありません。

もちろん、頭皮だけでなく髪の毛に対するダメージもほとんどないので、頭皮が弱く、髪も痛みやすい体質の方は、断然ヘナを使った方が体だけでなく、頭皮も髪の毛への負担を減らすことが出来ます。

アレルギー

アレルギー
通常の白髪染めは、先述した通り身体に良くない化学物質をたくさん使っています。

白髪染めに含まれる化学物質

  • パラフェニレンジアミン
  • パラアミノフェノール
  • 過酸化水素

など

これらの化学物質は発がん性があり、アレルギーを引き起こす成分で、体に悪いのは言うまでもありません!

人によっては化学染めによって、頭が痒くなったり、頭皮がかぶれてしまったりすることがあります。

しかし、ヘナは先述した通り天然の白髪染めです。

多少肌に合わないということはあり得ますが、ヘナを使ったせいでアレルギーが発生するということはほとんどありません。

過去に白髪染めを使って何らかの不具合が出てしまった方は、髪の毛を染める際にヘナを使うのもいいかもしれませんね。

発色

ヘナと通常の白髪染めの違いは、髪の毛の発色です。

通常の白髪染めは化学変化によって髪の毛を芯から染めるので、白髪をしっかりと染め上げ、普通の髪色と変わらないような色味に変えることが出来ます。

対して、ヘナの場合は白髪を染めることが出来ますが、通常の白髪染めと異なりしっかりと黒色に髪の毛を染め上げることは出来ません!

ヘナの種類によってその仕上がりは異なりますが、ヘナを使うとやや赤みがかった色に髪色が染まってしまう傾向があります。

臭い

臭い
白髪染めもヘナもどちらも髪の毛を染める際には独特の臭いがしてしまいます。
ただ通常の白髪染めに比べると、ヘナは臭いがする期間が長く続いてしまいます。

通常の白髪染めは、髪の色を染め科学反応が起きる間だけ独特の臭いがしますが、ヘナの場合はヘナ特有の臭いが数日間続き、ヘナを使ったことがある人に「この人はヘナを使って髪の毛を染めたな!」という風に気づかれてしまいます。

特に、臭いに敏感な方はヘナの臭いがキツく感じるかも知れません。

やはり低刺激でもニオイがきになってしまうという方には、嫌なニオイがしない低刺激なヘアカラートリートメントがおすすめです。

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染まりやすさ

白髪染めの場合、慣れれば30分程度で白髪が染まりますが、ヘナは異なります。

ヘナの染め方は、まず髪全体に塗り込み、ヘナが染み込むまで1時間放置しなければなりません。
その後、ヘナを使って髪の毛を洗うという過程で髪の色を染めるため、通常の白髪染めに比べるとやや手間がかかります。

しかも、初めてヘナで髪を染める人は、色が入りにくいという特徴があるため、髪の色を染める手間は通常の白髪染めよりもヘナの方がやや面倒です。

金額

最近ではヘナの金額も安くなってはいますが、通常の白髪染めに比べるとヘナはやや高めです。

しかも、ヘナは通常の白髪染めに比べると色落ちしやすいので、コストパフォーマンスを通常の白髪染めと比べるとヘナの方が悪いと言えるでしょう。

3.注意!ヘナの種類によっては髪へダメージが大きいことも

傷んだ髪
体に良い白髪染めとして知られるヘナですが、すべてのヘナが髪の毛に良いワケではありません。

ヘナの中には人工的に作られた「人工ヘナ白髪染め」というモノがあり、せっかくの髪の毛に良いヘナも、人工ヘナを使ってしまうと髪の毛にも頭皮にも悪影響をあたえてしまいます。

市販されている人工ヘナの中には、「ジアミン」という化学染料が使われているため、自然なヘナに比べて髪色を短期間で染めることが出来ますが、その分自然なヘナに比べれば、頭皮にも髪の毛にもよくありません!

ヘナを選ぶ際には、なるべく配合されている成分を調べて、ジアミンが含まれていないものを選ぶようにしましょう。

4.ヘナ以外に低刺激で染める方法は?

匂いなど、ヘナにもデメリットがあります。

他に低刺激で白髪を染める方法はないのでしょうか?

最近では「ジアミン」などの刺激の強い成分を含まない白髪染めが増えてきています。
しかも、ヘアカラートリートメントのようにトリートメント効果のあるものもあります。

白髪染め独特の匂いを抑えて、カラーバリエーションも豊富にそろえられているので、そういった白髪染めを選んでみるのもいいのではないでしょうか。

以下の記事でどんなものがあるかもご紹介していますので参考にしてみてください。

>>おすすめのヘアカラートリートメント3選

 

◆ 傷まない白髪染めでキレイな髪に!

利尻ヘアカラートリートメント

ジアミンなどの刺激が強い薬剤を使わない、無添加、低刺激な白髪染め。利尻昆布による高い保湿効果と、トリプルPPTによる補修効果で髪のダメージをしっかりケアしてくれます。
選べるカラーバリエーションは、ブラックからライトブラウンまで4種類あり、明るい色に染めることもできます。
イヤな臭いもなく、きれいな艶髪に仕上げることができる白髪染めです。


LABOMOスカルプアロマヘアカラートリートメント

アートネイチャーが開発した白髪染めトリートメント。たった3分で染まるので簡単でいいですね。
トリートメント成分としては、7種の植物由来の美容保湿成分が配合されています。
名前の通り、白髪染めなのにアロマの香りが楽しめるのが特徴
カラーバリエーションは3種類から選べます。


マイナチュレカラートリートメント

染まることだけでなく、トリートメント効果にもこだわった白髪染めトリートメント。
注目したいのは補修成分。
サロントリートメントなどで良く使われるペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)を配合していて、髪とキューティクルを補修します。
他にもPPTなどの補修成分が多数配合されているので、ギシギシせず、つやのある美しい髪に仕上がります。

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