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白髪染めの心配点

白髪染めをすると逆に白髪が増える?原因と対策方法

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加齢やストレスが原因で白髪が増えてしまったら、多くの人が白髪染めを使って髪を黒く染めていることでしょう。

確かに白髪染めをすることで見た目は白髪を減らすことはできますが、白髪を染めると、逆に白髪を増やしていることがあるのです。

私たちが思っている以上に白髪染めには体に悪い成分が使われていています。

その成分によって、黒髪を作る細胞がダメージを受けて白髪が増えてしまう可能性があるのです。

特に市販の安価な白髪染めは刺激が強く、頭皮へのダメージが大。

ここでは、白髪染めで白髪が増える詳しい理由と、対策方法をご紹介します。

1.白髪染めをすると白髪が増える原因

白髪染め
白髪染めやカラーリング剤にはどんな成分が含まれているかご存知でしょうか?

普段何気なく使っている一般的な白髪染めやヘアカラー剤には、さまざまな有害成分が含まれていますが、主に以下の3つの成分は身体に対して悪影響を及ぼす可能性が高い成分です。

有害成分

  • パラフェニレンジアミン
  • パラアミノフェノール
  • 過酸化水素

これらの成分はあまり聞き馴染みがない成分かも知れませんが、かなり刺激の強い成分です。

「パラフェニレンジアミン」は近年の研究では発がん性のリスクがあると言う研究結果から、アメリカなどでは禁止されている薬物です。

また「パラアミノフェノール」は、血液中に入ると呼吸困難やチアノーゼ(皮膚などが青紫色に変色する病気)を引き起こす可能性があるアレルギー物質の1つであり、こちらにも発ガン性があることが指摘されています。

そして、もう1つの有害成分である「過酸化水素」には、「パラアミノフェノール」と同じくアレルギー障害や腎臓障害を引き起こす可能性が高い有害物質です。

このように日本で市販されている白髪染めの多くには、上記のような身体に身体に悪影響を与える成分が数多く含まれており、その有害物質が頭皮にも影響を及ぼすことで、頭皮環境を悪化させ白髪を生えやすくしているのです!

では、なぜ白髪染めの有害成分が白髪を増やすのでしょうか?
白髪が増えるメカニズムを見ていきましょう。

1ー1.頭皮環境の悪化

頭皮環境の悪化
白髪染めやカラーリングをした後に、頭皮がヒリヒリした経験がありませんか?

頭皮が熱を持ったかのように、ヒリヒリと痛い。
この"痛み"は白髪染めに含まれている有害成分が頭皮にダメージを与えている証拠です。

「パラフェニレンジアミン」や「パラアミノフェノール」のような身体に悪い成分を頭皮から吸収すれば、皮膚が痛むだけでなく成分を吸収した箇所に悪影響が出てしまいます。

本来ならば健康な頭皮であっても、白髪染めを行うことで有害成分が頭皮の中に入り込み、頭皮に刺激を与えてしまいます。

そして、薬品などの刺激によって頭皮が傷ついてしまうと、メラノサイトがダメージを受けてしまいます。

メラノサイトは黒髪の元になるメラニンを作り出す細胞です。
メラノサイトが正常に働かなくなると、メラニンが作られなくなり、髪に色素が付かず白髪になってしまうのです。

また、白髪染めに含まれる有害成分によって頭皮環境が悪化し、頭皮内に酸素や血液が行き渡らなくなってしまうと、頭皮だけでなく髪にまでダメージを与えてしまいます。

栄養不足や酸素不足によってダメージを受けてしまった髪は、メラニンが破壊され、白髪が増えてしまうことがあるのです。

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1ー2.過酸化水素水による脱色

過酸化水素水
白髪染めによって白髪が増えてしまうもう1つの原因が、白髪染めに含まれている「過酸化水素」です。

過酸化水素とは髪の毛の色を抜き、脱色する際に使用される刺激物です。
この過酸化水素も、先述したとおり体に悪影響を与える成分ですが、直接的に頭皮の白髪を増やす成分でもあります。

過酸化水素は、髪の毛を白く脱色させることが出来る成分なのですが、この過酸化水素は髪の毛を黒く染めるメラニンの働きを弱めてしまう働きがあります。

髪の毛を黒く染めるメラニンが弱まってしまうと、髪の毛が黒く染められなくなり、これまで以上に白髪が増えてしまうのです。

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このように市販されている白髪染めの成分は、頭皮にも、髪にも良くないものが多いのです。

それでは、白髪を増やさない白髪染めはあるのでしょうか?

2.白髪が増えないようにするには?

白髪染めで白髪が増えるなら、白髪が生えてきたときにはどうすれば良いのでしょうか?

一つは低刺激な天然成分を使った白髪染めを使うこと。

もう一つは白髪染め以外の白髪対策を行うことです。
これは、予防や生え始めであれば効果が期待できます。

それでは、詳しく見ていきましょう。

2ー1.低刺激な白髪染めを使う

市販の白髪染めではあまり見かけませんが、通販では成分にこだわった低刺激な白髪染めが販売されています。

刺激が強いジアミンなどの化学成分が使われていない低刺激な白髪染めです。

特に白髪染めトリートメントは、髪を補修する成分も使われていますから、染めることによる髪の傷みを軽くすることができます。

低刺激な白髪染めにどんなものがあるかは以下の記事を参考にしてみてください。

>>低刺激な白髪染め3選

 
また、臭いや発色にクセがありますが、ヘナと呼ばれる天然成分を使った染め方もあります。

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2ー2.染めない白髪対策

白髪染め以外の対策として、黒髪を育てる成分を取り入れる方法があります。

具体的には、ビオチンヘマチンといった成分が、黒髪を育てるのに効果があると言われています。

白髪対策ができるシャンプーやサプリも販売されていますので、そういったものを取り入れてみるのもいいでしょう。
詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。

>>白髪を改善する方法

 

3.白髪染めが原因ではない場合も

ストレス
白髪染めを始めたら白髪が増えたからといって、白髪染めが原因ではない場合もあります。

白髪が生え始めたということは、元々頭皮が黒髪を作り出せなくなりつつある状態なのです。

ですから、白髪染めをしなくても、どんどん白髪が増えていく状態にあるかもしれないのです。

これ以上白髪を増やさないようにするためには、低刺激な白髪染めを選ぶとともに、ストレスの解消や栄養バランスの改善などで、体の内側の状態も整える必要があるのです。

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4.まとめ

白髪染めによって表面上の白髪を黒く染めて隠すことはできますが、白髪が増えてしまう根本的な原因を解決しなければ、決して白髪がなくなることはありません。

もちろん、加齢による白髪の場合は白髪をゼロにすることは不可能なので、どうしても白髪染めの力を借りなければならなくなりますが、その場合は発がん性物質を含む市販の白髪染めではなく、頭皮に優しい自然派の白髪染めを使うよう心がけてください。

どうしても白髪染めを使うのが心配な方は、白髪染め以外の白髪対策も検討してみてはいかがでしょうか?

◆ 傷まない白髪染めでキレイな髪に!

利尻ヘアカラートリートメント

ジアミンなどの刺激が強い薬剤を使わない、無添加、低刺激な白髪染め。利尻昆布による高い保湿効果と、トリプルPPTによる補修効果で髪のダメージをしっかりケアしてくれます。
選べるカラーバリエーションは、ブラックからライトブラウンまで4種類あり、明るい色に染めることもできます。
イヤな臭いもなく、きれいな艶髪に仕上げることができる白髪染めです。


LABOMOスカルプアロマヘアカラートリートメント

アートネイチャーが開発した白髪染めトリートメント。たった3分で染まるので簡単でいいですね。
トリートメント成分としては、7種の植物由来の美容保湿成分が配合されています。
名前の通り、白髪染めなのにアロマの香りが楽しめるのが特徴
カラーバリエーションは3種類から選べます。


マイナチュレカラートリートメント

染まることだけでなく、トリートメント効果にもこだわった白髪染めトリートメント。
注目したいのは補修成分。
サロントリートメントなどで良く使われるペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)を配合していて、髪とキューティクルを補修します。
他にもPPTなどの補修成分が多数配合されているので、ギシギシせず、つやのある美しい髪に仕上がります。

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