3.部分染め商品の比較
前のページでご紹介したアイテムと、髪内部に浸透させるタイプの全体白髪染めとの比較を見ていきましょう。
全体染め | サインペン式ブラシ | ヘアマスカラタイプ | パウダータイプ | クリームタイプ | スプレータイプ | |
---|---|---|---|---|---|---|
白髪染めの持続性 | ◎ | △ | △ | △ | ○ | ○ |
髪へのダメージ | ☓ | ○ | ○ | ○ | △ | △ |
頭皮へのダメージ | ☓ | ○ | ○ | ○ | ☓ | ☓ |
コストパフォーマンス | ◎ | △ | △ | ○ | ○ | △ |
カラーバリエーション | ◎ | ○ | ○ | △ | ○ | △ |
即効性 | ☓ | ◎ | ◎ | ◎ | ☓ | △ |
色持ちの違い
全体染めと部分白髪染めの色持ちには差があります。
白髪染めは髪の毛を化学反応によって根本までしっかりと染め上げるため、白髪染めの色が落ちにくく、染めた色が1ヶ月以上続きます。
また「クリームタイプ」の部分白髪も原理は通常の白髪染めと同じなので、こちらも半月近くは白髪を染めることが可能です。
そして、スプレータイプは白髪を染める日数は長くはありませんが、使ったその日は取れることはまずないので長続きします。
その他の部分白髪染めは激しい運動や手で触ったりしなければその日1日は長持ちしますが、汗をかいたりすると染料が落ちてしまうため、白髪染めの持続性はあまりありません。
髪へのダメージ
白髪染めは髪の毛の芯まで染料を染み込ませるため、髪へのダメージは大きく、そのままトリートメントせずに放っておくと、ハリツヤのないキシキシとした髪になってしまいます。
これは溶剤を使うクリームタイプも同じです。
スプレータイプもスプレーを噴射する液が髪の毛に良くない成分で出来ている場合があるので、髪に対するダメージは大きいでしょう。
その他の部分白髪染めは、髪の奥まで染料が浸透するわけではないため、髪へのダメージもあまりありません。
頭皮へのダメージ
白髪染めは溶剤をつける際にどうしても頭皮についてしまうため、髪だけでなく頭皮に対してもダメージを与えてしまいます。
そのダメージが元で白髪が作られることもあるのです。
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クリームタイプも溶剤が地肌につくことがあるため、頭皮へのダメージは小さくありません。
スプレータイプは意外に思われるかも知れませんが、髪だけでなく頭皮にもスプレーの中に入っている染料が付着してしまうため、頭皮へダメージを与えます。
その他の部分白髪染めは、例え頭皮についたとしても落ちやすく、頭皮につく量も少ないため、頭皮に対するダメージは通常の白髪染めに比べると非常に少ないと言えるでしょう。
コストパフォーマンス
全体染めは一度白髪染めで髪の毛全体を染めてしまえば、髪の毛が伸びて生え変わるまでずっとそのままなので、コストパフォーマンスは非常に高いのです。
1ヶ月に1度、白髪染めを購入すれば良いので、他の白髪染めよりも非常に長持ちします。
同様にクリームタイプも、長持ちするためコストパフォーマンスは高い傾向にあります。
コストパフォーマンスという点では、パウダータイプの白髪染めも負けてはいません。
一度に使う白髪染めの量が少ないため、1つでも長持ちするため、コストパフォーマンスは高めです。
しかし、他の部分白髪染めは1回の使用で1~2日程度しか使えないため、長い目で見るとコストパフォーマンスは低めです。
カラーバリエーション
白髪染めはさまざまなメーカーから、さまざまな髪色に合う白髪染めが販売されています。
そのため、カラーバリエーションは豊富です!
対するパウダータイプやスプレータイプはカラーバリエーションは徐々に増えていっているようですが、決してカラーバリエーションは多くはありません。
残りの部分白髪染めも、パウダータイプやスプレータイプに"比べれば"色のタイプは多いですが、通常の白髪染めと比べるとまだまだな品揃えです。
即効性
通常の白髪染めは白髪を染めるために、髪の毛を洗って、溶剤をつけて……と非常に手間がかかります。
クリームタイプは通常の白髪染めほど時間はかかりませんが、溶剤を塗ってから乾くまでに時間がかかってしまうので即効性はいまいちです。
しかし、他の部分白髪染めは、白髪を見つけたらサッと塗るだけで白髪を染めることが出来るため、即効性に優れています。
「あ、白髪が生えてきた!」と気になった時に白髪を染められる、というのが部分白髪染めの大きなメリットです。
次のページでは、失敗しない部分染めのやり方をご紹介します。