キューティクルを補修する方法。天使の輪はこうやって作る!

キューティクルを補修する方法。天使の輪はこうやって作る!

キューティクル

 

キューティクルが傷んでいるとこんな症状が現れます。

 

  • 表面がザラザラなど手触りが悪くなる
  • パサつく
  • ツヤが無くなる
  • 枝毛、切れ毛が増える
  • 髪が茶色くなる

 

 

あなたの髪はこんな症状が出ていませんか?

 

キューティクルを再生させて天使の輪ができるようにしたいと誰もが思いますが、残念ながらはがれてしまったキューティクルは復活したり再生したりしません。
でもはがれかけたキューティクルを修復することはできるんです。

 

ここでは、

 

  • キューティクルとは?
  • キューティクルを補修する方法
  • キューティクルがダメージを受けないようにする方法

 

をご紹介します。

 

さっそく順番に見ていきましょう。

 

 

キューティクルとは何かを知ろう

はじめにキューティクルとは何かをご説明します。
下の図は髪を縦に切った断面図です。

 

キューティクル

 

キューティクルとは髪の毛の一番外側にある厚さ0.005mmの非常に薄いくて透明の膜で、タンパク質でできています。
うろこ状になっていて、根本から毛先までタケノコのように重なっているのが分かります。
堅い毛だと10枚程度、柔らかい毛だと3枚程度重なっています。

 

キューティクルは髪の内部を守るバリアのような役割をしていて、髪を保護してタンパク質や水分を逃がさないようにしています。

 

キューティクルが髪の表面を覆ってくれていることで、大切な内部のタンパク質や水分が失われないように守られているのです。
また、髪の毛に艶を与えてくれます。

 

キューティクルがキレイに整っている髪には天使の輪ができます。
健康な髪ならばキューティクルは規則正しく整っていますが、傷んだ髪は乱れています。

 

キューティクルがはがれるとどうなる?

キューティクルがはがれた髪は乾燥しやすく、外部の環境による刺激にとても弱い状態と言えます。
普通に生活している時も、髪は外部からの刺激にさらされています。

 

例えば紫外線だったり、エアコンの風だったり、摩擦等が刺激になりやすいです。
キューティクルがあり保護力が保たれた健康な髪でしたらダメージにはならないことも、キューティクルがないまたは保護力が弱いとダメージとなってしまいがちです。
イメージとしては風邪をひいて免疫力が落ちている状態だとちょっとした寒暖の変化で体調を崩してしまうようなものです。

 

髪内部の栄養(タンパク質)や水分が流れ出て髪が弱った状態だと、パサついたり、裂けやすくなって枝毛になったり、切れ毛が多くなったりします。
色素も抜けやすくなるので、髪が茶色くなったりもします。

 

キューティクルの外側には18MEAと呼ばれる脂質が存在していて、指通りの良さ、しっとり感、ツヤを与えています。

 

18MEA

 

キューティクルがダメージを受けた状態では18MEAがなくなってしまっていて、髪にツヤがなく指通りも悪くなってしまいます。

 

日々の生活による刺激から髪を守るためにも、できるだけ早めにキューティクルを再生してあげることが大切と言えるでしょう。
美しい健康な髪を保つことで、自信にもつながりやすいですよね。

 

キューティクルを補修するには?

キューティクルと内部のたんぱく質の間にはCMCという成分があります。
これがキューティクルをはがれないようにくっつけている接着剤の役割を果たしているものです。

 

ですが、洗浄力が強すぎる市販のシャンプーなどは、CMCまで洗い流してしまい、キューティクルがはがれやすくしてしまいます。

 

補修するためには、CMCが配合された、適度な洗浄力のシャンプーが必要です。

 

おすすめのシャンプーを3つ厳選してみましたので、参考にしてみてください。

 守り髪

守り髪 ペリセア、PPT、CMCなど、補修に必要な成分がたっぷり配合されており、非常に補修力が高いシャンプー、トリートメントです。

ナノリペアーCMCは18MEA、セラミド、コレステロールで構成された成分で保湿力が高く潤いを保ってくれます。
アルガンオイルも配合されていて、潤いを保つのに効果的です。

 

公式ページへ
>>美髪ベースメイクシャンプー『守り髪』

 

 アンククロスオリジナルシャンプー

アンククロス 有名タレントも御用達のサロン「アンククロス」のオリジナルシャンプーです。

キューティクルを補修する成分、セラミド、ペリセア、リピジュアを配合。
トリートメントは2種類用意されていて、髪のダメージによって使い分けができます。

 

公式サイトからなら、シャンプーもトリートメントも50%オフで購入することができます。

 

公式ページへ
>>アンククロスオリジナルシャンプー

 

 ハーブガーデン

ハーブガーデン 100%天然成分のオーガニックシャンプー。

ユズセラミド、ペリセアを配合し、キューティクルを補修する効果もあります。

 

ヒアルロン酸、ラフィノースなどの高保湿成分も配合しているので、しっとりまとまる髪に仕上がります。

 

公式ページへ
>>100%天然成分のオーガニックシャンプー【ハーブガーデン】

 

 

キューティクルを補修しつつ、ハリコシのあるふんわり髪に仕上げたいなら守り髪、しっとりまとまる髪に仕上げたいならアンククロス、オーガニックにこだわるならハーブガーデンがオススメです。

 

キューティクルは一度剥がれてしまうと自力では再生できませんが、あきらめる必要はありません!

 

髪の毛は毎日少しづつ伸びています。
根元から新しく生えてくる髪には元気なキューティクルがあります。

 

大切なのは、元気な髪が伸びきりキューティクルのある髪が復活するまでの間、キューティクルを補修して、まだ剥がれていないキューティクルを守ることです。
もちろん、剥がす原因にはちょっと気をつけて改善していくことも大切です。

 

キューティクルの保護

キューティクルがこれ以上ダメージを受けないように外側から保護しましょう。
洗い流さないタイプのアウトバストリートメントで、キューティクルの外側をコーティングしてダメージを受けないようにするのです。

 

ダメージ補修効果のアウトバストリートメントなら天使の輪ができやすくなるでしょう。
紫外線からのダメージから保護する効果もあります。
ただし、ベタつきやすいものも多いので注意が必要です。

 

参考:洗い流さない!アウトバストリートメントとは?効果と使い方

 

 

キューティクルがダメージを受けないようにするには?

キューティクルを補修することも大切ですが、はがれないようにケアすることも大切です。
ケアの方法を知るために、キューティクルがはがれる原因から見ていきましょう。

 

キューティクルがはがれる原因

キューティクルは水に濡れると、重なり合ったうろこが外側に反ります。
これがキューティクルが開いている状態です。

 

この状態はキューティクルがはがれやすくなっています。
シャンプーをする時に髪同士の摩擦や、タオルで拭くようにして乾かすとキューティクルがケバ立ち、最悪はがれてしまいます。
また、脱脂力の強すぎるシャンプーを使うと、キューティクルを保護している油分まで洗い流してしまい、外からの刺激に対して弱くなってしまいます。

 

キューティクルは熱にも弱いので、アイロンやドライヤーの熱でもダメージを受けます。
アイロンは温度を上げすぎず短時間で、ドライヤーは一か所に集中して当てないように気を付けましょう。

 

「CMC」の減少もキューティクルがはがれる原因になります。
もう一度断面図を見てください。

 

キューティクル

 

CMCはキューティクルと内部のコルテックスの間にある成分です。
キューティクルとコルテックスを貼り合わせる役割をしています。

 

CMCによって、正常な状態ではキューティクルは髪に張り付いた状態になっています。
そのため、髪がダメージを受けてCMCの量が減少してしまうと、キューティクルがはがれる原因になってしまうのです。

 

これらの原因でキューティクルは毎日少しずつはがれてしまっています。
1年間で半分、2年間で全てはがれてしまうと言われています。
髪が長いほど毛先が傷んでしまっているのはこのためです。

 

キューティクルがはがれないように注意するポイント

ここまでで、キューティクルがどういう状態に弱いか分かりました。
では、注意すべきポイントをまとめておきましょう。

 

スポンサーリンク

 

摩擦

乱暴なブラッシングやタオルドライは摩擦でキューティクルをはがしてしまいます。
特に濡れた状態は摩擦に弱いので注意しましょう。

 

タオルドライはこすらずにポンポンっと水分をタオルに移すイメージで行ってください。

 

ブラッシングは髪にブラシを入れて動かすことで静電気を発生させています。
実はこの静電気がキューティクルを剥がす原因となるのです。

 

ブラッシングそのものがダメというわけではないのですが、使うブラシが静電気を起こしやすい場合は注意する必要があります。
また、無理に髪をひっぱるなど不必要に力を入れすぎると摩擦が起きてキューティクルが剥がれてしてしまうことがあります。

 

キューティクルは根本から毛先に向かって重なっていますので、それに逆らうようにブラッシングするのもNG.
必ず毛先に向かってブラッシングしましょう。

 

ヘアアイロン

ヘアアイロンの使い方にも注意が必要です。

 

キューティクルは、頭皮から下向きです。
試しに髪を毛先から根元の方になででみるとつっかえる感覚があると思います。
逆に根元から毛先にむかって通すと指通りがなめらかです。

 

その為、ヘアアイロンを使うときには、根元から毛先へ向かう方向で使う必要があります。
これを逆にしていると、キューティクルが剥がれやすいです。

 

また、同じ箇所に当てすぎないことも大切です。
ヘアアイロンの熱は高いので、ずっとあてていとキューティクルが火傷してしまい開いたまま閉じることができなくなってしまいます。
同じ箇所なら1〜2秒程度で移動するようにしましょう。
使用する際の温度にも注意してあげるとさらに良いです。

 

キューティクルを守るには、ダメージケア系のヘアアイロンがオススメです。

 

参考:傷まないヘアアイロン!ヘアビューロンの種類と効果

 

 

ドライヤー

キューティクルは湿度が多かったり濡れていると開き、湿度が低いと閉じる性質があります。
開いた状態のままですと髪の毛が絡まりやすくキューティクルが剥がれやすいです。
その為、早めにドライヤーで乾かすことがオススメです。

 

ただしドライヤーを使っている時間が長いと熱によってキューティクルは剥がれてしまいます。
同じ場所ばかり当て続けるとダメージを与えてしまいます。
美容師さんのようにドライヤーを左右に振りながら乾かすのがポイントです。

 

パーマ、カラーリング

パーマやカラーリングは、薬剤をキューティクルを開いて中に浸透させます。
そのため、頻繁にパーマやカラーリングをするとキューティクルがはがれる原因になります。
美髪のためにはできるだけ控えるのが良いでしょう。

 

紫外線

紫外線もキューティクルを剥がしてしまう原因です。
頭部は体の中で最も高い位置になりますので、紫外線を受けやすい場所です。
長時間外に出る場合は、日傘、帽子、日焼け止めで対策しましょう。

 

シャンプー

シャンプーは頭皮や髪の毛の汚れを落として清潔に保つ効果があります。
しかし、洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていると、逆に髪の毛にとっては負担になります。
大切な水分を奪ってしまうため、キューティクルが剥がれやすくなるからです。

 

キューティクルは髪の内部の水分を守っている役割があります。
その内部の水分が損なわれると剥がれやすくなってしまいます。

 

パーマやカラー

パーマやカラーは、薬剤等によってキューティクルをあえて剥がして中間にあるコルテックスに液体を浸透させることで形や色を変えています。
自発的にキューティクルを剥がしている行為と言えるでしょう。
適度に期間を空けて行いましょう。

 

 

 

いかがでしたか?

 

気付かない内にキューティクルにダメージを与える行動をしていたことに気づけたのではないでしょうか?
すでに傷んでしまったキューティクルはシャンプーやトリートメントで補修、保護を続けましょう。
新しく生えてくる髪は健康な状態ですから、ダメージを与えないようにしっかりケアすることで天使の輪を保ち続けることができるようになりますよ。

 

 

関連ページ
傷んだ髪を補修するヘアケア

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサーリンク