髪の傷みをチェックする方法、治す方法

髪の傷みをチェックする方法、治す方法

髪の傷みを治す

 

自分の髪が傷んでるかどうか気になりませんか?
でもどうやって傷んでいるか見分ければよいのか分かりませんよね。
ここでは、簡単にセルフチェックできる方法と治す方法をご紹介します。

 

 

傷んでいるかどうかを調べる方法

指に髪を巻きつける

濡れた髪を束にして指に巻きつけてみます。
健康な髪であればすぐに元に戻ります。
傷んでいればそのままになります。

 

健康な髪はタンパク質(コルテックス)がたっぷり詰まっていて弾力があるため、まっすぐに戻ろうとするのです。
傷んだ髪は中身がスカスカになっていてコシがなく、元に戻る力がないのです。

 

正常な髪の断面図のイメージ

健康な髪

 

傷んだ髪の断面図のイメージ

ダメージヘア

 

 

髪の毛をひっぱってみる

髪の毛を一本取って引っ張ってみましょう。
髪が傷んでいると伸びたりちぎれたりします。
健康な髪は伸びませんし、切れることはありません。

 

見た目でチェック

一番簡単な見た目でチェックする方法です。
チェック項目はコチラ

  • 枝毛がある
  • 雨の日に髪が広がる
  • 髪がもつれる
  • 光沢が無い
  • 指通りが悪い
  • パサパサである

キューティクルが剥がれてしまうと髪にツヤがなくなります。
そして、剥がれた部分から水分が内部に浸透するため雨の日には広がりやすくなります。

 

髪が乾燥するとパサついて、髪が切れやすくなりますので、切れ毛が多くなります。
ダメージヘアはもつれやすくなりますし、枝毛も増えます。

 

髪の傷みを治すには?

傷んだ髪はコルテックス(タンパク質)が流れ出てしまったり、キューティクルが剥がれたりしています。
傷みを治すにはこの2つの補修が必要になります。

 

コルテックスの補修

コルテックスが流れ出てできたダメージホールを埋めることで髪にしなやかさが戻ります。
コルテックスに似た成分であるPPTと呼ばれる成分を配合したシャンプーやトリートメントを使いましょう。
ダメージホールに浸透して補修してくれます。

 

キューティクルの補修

キューティクルの補修を行うためには、上の図のCMCと呼ばれる部分の補修が必要です。
CMCはキューティクルとコルテックスを貼り合わせるような役割をしています。
CMCが補修されれば、めくれ上がったキューティクルが整えられます。

 

コルテックスとキューティクルを補修できるシャンプー、トリートメントについては、傷んだ髪を補修するヘアケアで解説していますので参考にしてください。

 

 

シャンプーやトリートメントの補修にも、少し時間がかかります。
傷んだ髪を今すぐに補修したいという場合は、アウトバストリートメントを使いましょう。
特に枝毛や切れ毛が多くて、ボサボサになってしまっている女性にはオススメです。

 

ベタつかないタイプのアウトバスを選んだ方が使いやすくてです。

 

一時的な補修はシャンプーやトリートメントで行えますが、、できれば髪にダメージを与えないようにケアしながら育てるのが一番です。

 

生えたばかりの髪にはダメージはありません。
その髪を傷めないようにして生え変わりを待ちましょう。

 

髪は一年に15cm程度しか伸びませんから、全て生え変わるまではかなりの時間がかかってしまいます。
その間は、先ほどご紹介したシャンプーやアウトバストリートメントなどでケアしておく必要があるのです。

 

 

 

ここまで、髪の傷みのチェック方法と、補修の方法をご説明してきましたが、そもそも髪が傷むとどんな状態になるのでしょうか?

 

 

傷んだ髪が抱える問題

髪が傷むと様々な問題が生じます。

 

  • 乾燥してパサパサになる
  • ハリ、コシがなくなる
  • ごわごわで手ぐしが通らない
  • パーマがかかりにくくなる
  • 髪が茶色くなる(退色)

 

などです。

 

傷んだ髪というのは、髪の外側を包んで保護しているキューティクルがめくれ上がり、髪内部から水分やタンパク質が流れ出てしまっている状態です。
指通りは悪くごわごわで、手ぐしが通らないほどになることもあります。

 

また、ツヤがなくなりパサつき、髪が弱ってうねりやすくなるのも髪のダメージが原因です。

 

関連記事:髪がパサパサになる原因としっとり改善させる方法

 

 

さらに、傷んだ髪はパーマがかかりにくくなったり色が抜ける(退色)して、キラキラ光る髪ができやすくなります。

 

 

ダメージを与えないようにするためにはどうすれば良いか?

髪が傷む原因には次の8つがあります。

 

  • シャンプーのやり方
  • パーマ、カラーリング
  • タオルドライ
  • ドライヤー
  • ヘアアイロン、コテ
  • 紫外線
  • 静電気
  • 睡眠不足

 

それぞれの原因に対してどのようなことを注意すればいいかを説明します。

 

シャンプーのやり方

市販の安価なシャンプーは硫酸系の刺激が強く洗浄力が強すぎるものが多いのです。
成分表示に「ラウレス硫酸Na」や「ラウリル硫酸Na」などの表記があるものです。
少しお値段はしますが、アミノ酸系のシャンプーを選ぶことで、髪や頭皮へのダメージが少なくなります。

 

どのようなものがあるかは、おすすめのアミノ酸系シャンプーをチェックしてみてください。

 

いくら良いシャンプーでも、髪や頭皮に残るのは良くありません。
すすぎ残しが無いよう、しっかり洗い流すことが大切です。
シャンプーしている時間より長い時間すすぐようにするのが良いですよ。

 

シャンプーは二日に一回と思っている方も多いかもしれませんが、その日の汚れはその日の内に落とさないといけません。
汗は髪のダメージにつながりますし、余分な皮脂が酸化すると臭いの原因にもなります。
毛穴に皮脂がたまれば抜け毛の原因にもなってしまいます。

 

関連記事:薄毛、抜け毛を対策するスカルプケア

 

パーマ、カラーリング

パーマや縮毛矯正、ヘアカラー、白髪染めなどは、化学薬品で髪に変化を与えるため傷みの原因になります。
最もダメージが大きいのは縮毛矯正だと言われています。

 

ストレートパーマや縮毛矯正は、うねりやクセを伸ばして髪にツヤを出すためにすることが多いと思います。
実際、縮毛矯正をすると見た目はとても美しい髪になります。
しかし、実は髪の内部は傷んでいて、矯正の効果がなくなったときには前よりも傷んだ状態になります。

 

そしてまた美しい髪になろうと縮毛矯正を繰り返す、という悪いスパイラルに陥ってしまうのです。

 

タオルドライ

髪をタオルで"拭く"と言いますが、これが傷みの原因になるのです。
濡れた髪はキューティクルがはがれやすくなっていますので、タオルの摩擦ではがれてしまうのです。

 

タオルドライ"拭く"のではなく、タオルに水分を吸わせるイメージで髪をはさむようにしましょう。

 

ドライヤー

高温で乾かし続けると、髪や頭皮が乾燥して傷んでしまいます。
ドライヤーは短時間でさっと全体をまんべんなく乾かす必要があります。
風量があり、温度が高すぎないドライヤーを選ぶのが良いでしょう。
乾かすときは髪に近づけすぎずに、全体をまんべんなく乾かすことが大切です。

 

また、濡れた髪はキューティクルが開いてしまっています。
すると髪の内部のタンパク質が流れ出て、髪がどんどん傷んでしまいます。
自然乾燥はNG!
髪はすぐに乾かしてキューティクルを閉じてあげましょう。

 

ヘアケア効果のあるドライヤーを選ぶことも対策としては効果が大きいでしょう。

 

>>魔法のドライヤー!レプロナイザーの効果を徹底解説

 

 

ヘアアイロン、コテ

髪は熱に弱いため、高温で長時間アイロンを当てると変質して傷みの原因になります。
アイロンで髪を傷みにくくするためには、温度を140℃くらいまで下げて、時間も短くすることが大切です。

 

ヘアアイロンにもダメージケア系のものがありますので、そういったアイロンを選んでみるのもいいでしょう。

 

>>傷まないヘアアイロン!ヘアビューロンの種類と効果

 

 

紫外線

髪は人間の地肌を紫外線から守る役割もあります。
それほど紫外線は体にダメージを与えるものなのです。
長時間紫外線を受けることで、キューティクルがはがれやすくなっていまいます。
キューティクルがはがれると、髪内部の栄養分が流れ出て傷んでしまうのです。

 

紫外線から髪を守るために、帽子をかぶったり、アウトバストリートメントを使いましょう。

 

参考:アウトバストリートメントの効果と使い方

 

 

静電気

ブラッシングによって髪に摩擦が起こると静電気が発生していまいます。
静電気はキューティクルをはがし、毛根にダメージを与えてしまうのです。

 

静電気を発生させないためにはブラシ選ぶが大切です。
プラスチック素材は避け、天然毛か木製のものが良いです。
ブラシの目は詰まりすぎていると静電気が起こりやすいので注意しましょう。

 

睡眠不足

夜10時から2時まではゴールデンタイムと呼ばれ、美容にとても大切な時間帯です。
体がリラックスし、各部に栄養が届きやすくなる時間です。
睡眠不足は血行不良をまねき、髪の成長を妨げてしまいます。

 

 

 

いかがでしたか?

 

このように、髪が傷んでいると様々な影響が出てきます。
はじめにご紹介した髪の傷みをチェックする方法を試して、髪が傷んでいるようでしたら、早めのダメージケアを始めてみてください。

 

>>大人の女性のヘアケアの方法

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