髪が傷まない!タオルドライのやり方とドライヤーの上手な使い方
シャンプー後のタオルドライ、ブローはとても重要です。
(※タオルドライとは、お風呂上りにタオルで髪を乾かすという意味です)
正しいやり方でタオルドライ、ブローができていますか?
次のようなやり方をしているあなたは、髪が傷んでしまっているかもしれません。
いかがでしょうか?
当てはまるものはありませんでしたか?
では、どのような乾かしたかが髪に良いのか見ていきましょう。
スポンサーリンク
タオルドライの効果と正しいやり方
タオルドライにはいくつか注意点や正しいケアのポイントがあります。
知らず知らず間違ったケアをして髪を傷めていることも……
毎日当たり前のように行っているタオルドライについてまとめてみました。
タオルドライとは?
お風呂上りにタオルで髪を”拭く”という表現がありますが、髪を拭くようにして乾かすと摩擦でキューティクルがはがれて傷んでしまいます。
タオルドライは「髪を拭く」イメージではなく「頭皮を乾かす」イメージで行うのがポイントです。
髪は濡れるとキューティクルが開きます。
キューティクルが開いた状態は摩擦ではがれやすくなっています。
この状態でタオルドライをするとき、ふき取るようにして乾かしていると大問題です。
摩擦でどんどんキューティクルが剥がれていってしまうのです。
キューティクルがはがれると、髪が傷んで枝毛や切れ毛の原因になります。
関連記事:
タオルドライのやり方
それでは、美髪を育む正しいタオルドライのやり方をご紹介します。
このやり方をおさえれば、誰もが振り向く美髪に確実に近づけますよ。
タオルに水分を染みこませて上げるイメージで、優しく頭全体の水気をとってあげましょう。
力を入れすぎる必要はありません。
ゴシゴシこするのではなく、地肌を揉み込むようにしてあげることがポイントです。
指の腹を使って頭皮をマッサージしてあげるとなお効果的です。
ロングヘアの方はタオル状のターバンを用意しておくのも良いでしょう。
次に髪の毛の水分をとってあげます。
こちらも髪全体を優しくタオルで包み込むように、両手で挟んで水分をとっていきましょう。
上から下に向かって、女優のように優雅な気持ちで水気をとってあげることがポイントです。
特に毛先には水分が残りやすいですので、しっかりタオルに吸収させるようにしましょう。
たったこれだけで、髪の毛の水分は驚く程少なくなっていることを実感できるはずです。
タオルドライはどのくらい、どこまですれば良いかという質問がよくありますが、水滴が垂れないくらいまで水気が取れれば問題ありません。
正しいタオルドライを実践している姿は自然と優雅に移ります。
自分の髪をいたわってあげている実感も持てるので、日中の疲れを癒す効果も期待できます。
正しいタオルドライのメリット
濡れた髪は、表面のキューティクルが開いています。
キューティクルは髪の毛を保護してくれる役割がありますが、開いた状態は防御力が弱くちょっとした刺激や摩擦でダメージを受けてしまいがちです。
正しいタオルドライを実践すれば髪がダメージを受けやすい湿度の多い時でも、キューティクルを損なう心配がありません。
逆に、早く乾くようにとゴシゴシ勢いよくこすってしまうと、キューティクルを損ない抜け毛などのトラブルの原因になります。
その結果、見た目のハリやツヤを失いがちになってしまうのです。
ドライヤーを短時間で済ませられるというメリットもあります。
早く乾くので、熱によるダメージも最小限にとどめることができるのです。
濡れた髪のままでいると雑菌が繁殖して嫌な臭いが発生してしまうことがありますが、こちらを防ぐこともできます。
見た目に美しい髪を育むためには、髪が傷まないように配慮してあげることが大切です。
正しいタオルドライをすれば、髪が傷む要因を避けることができます。
タオルドライに適したタオルとは?
吸収率の高いタオルを選ぶことがポイントです。
より早く乾きますので効率も良くなります。
オススメの素材としては吸湿性と速乾性に優れているマイクロファイバーがあげられます。
繊維の1本1本が極細で効果が高いです。
綿100%のタオルも吸水性が高いと言えます。
世界的に有名な今治タオルも綿100%です。
他にも、竹や麻といった天然素材のものがオススメできます。
体を拭いたタオルで髪を拭くのはやめましょう。
理由としては体についていた水分を含んでいるので、吸水率が悪いことなどがあげられます。
体用とは別に、新しいタオルでタオルドライしてあげましょう。
女性の場合、入浴後に化粧水や美容液、乳液などのケアをする人も多いでしょう。
その際、髪にタオルを巻いたまま行うという方もいます。
その場合は髪を拭いたタオルとはさらに別に頭に巻く用の新しいタオルを使うことがオススメです。
濡れたタオルを長時間巻いていると蒸れてしまい髪のダメージにつながってしまう場合があります。
また、目の粗いタオルを使うと髪との摩擦が強くなりますので注意しましょう。
吸水力のあるタオルなら、強い力を入れなくても水分をしっかりとることができます。
正しいブローの効果とやり方
ドライヤーのかけ方でも髪を傷めてしまいます。
髪は熱に弱いので、ドライヤーを髪の近くで当てたり、同じ箇所にずっと風を当てているなどすると熱くなりすぎてダメージを受けてしまいます。
部分的に熱くなるとオーバードライになり、パサパサになる原因にもなります。
だからといって、ドライヤーを使わず自然乾燥させるのも良くありません。
正しいブローのやり方を順番に見ていきましょう。
スポンサーリンク
間違ったドライヤーの使い方で髪が傷む理由
髪は熱や摩擦、静電気といったものにとても弱いものです。
その為、ドライヤーを使いすぎて髪を必要以上に乾燥させてしまったり、頭皮に熱を当てすぎてしまうと、結果的に髪や頭皮を傷める原因になります。
ドライヤーそのものが悪いというわけではなく、使い方に間違いがあるために、本来期待している効果とは逆に、髪や頭皮のダメージになってしまうのです。
すでに髪が傷んでしまっているようなら、傷んだ髪のヘアケアを参考にして、髪の補修も合わせて行ってみてください。
また、濡れた状態の髪はとてもデリケートです。
ドライヤーで早く乾かさないと、枕やタオルなどの摩擦でダメージを受けやすくなってしまいます。
さらに、頭皮が湿ったまま長時間おいておくと、雑菌が繁殖しにおいの原因になることもあります。
ドライヤーは正しい使い方をすれば、髪にツヤを生み出したり、頭皮や髪の状態を整える良い効果をもたらしてくれるのです。
髪が傷まないドライヤーのやり方
髪が傷まない=正しい使い方を実践している、ということになります。
髪にとってプラスになる正しいドライヤーのやり方のポイントをお伝えします。
ドライヤーはあてすぎると逆効果になります。
できるだけ短い時間で済ませられるようにするためにも、タオルドライをしっかりしておくことがポイントになります。
前述のように、正しいタオルドライを心がけてください。
髪が傷まないようにする工夫も大切と言えます。
洗い流さないトリートメントを活用する場合は、タオルドライの後につけてあげましょう。
こうすることで、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。
仕上がりもより美しく整いやすいです。
洗い流さない!アウトバストリートメントとは?で、どんな洗い流さないトリートメントがいいかをご紹介しています。
乾かし方にもポイントがあります。
根元が乾いていれば毛先は自然と乾いてきます。
まずは、根元をしっかり乾かしてあげましょう。
地肌からドライヤーまでは15cmくらい離した距離をキープしてあげるようにするようにしましょう。
ここでも始めに頭皮を乾かすイメージを持つことが大切です。
頭皮から順番に毛先まで乾かしていきます。
同じとこにばかりあてないように、小刻みに動かしながらあててあげれば、頭皮が乾燥しすぎることもありません。
髪のキューティクルには向きがあります。
ドライヤーもキューティクルの向きにそうように根元から毛先に向かってあててあげましょう。
上から髪に対して斜め45度の角度で当てると、キューティクルがケバ立たずに整います。
風量が豊かなドライヤーなら、乾きも早いので時間短縮につながります。
どのくらい乾かすかも大切です。
ドライヤーは乾かす際は9割くらい乾けば十分です。
それ以上乾かすとオーバードライになってしまい、髪の中の水分まで乾燥させてしまいます。
根元が乾き毛先に少し湿り気がある程度まで乾いたら、温度が低温の冷風にして冷ましてあげましょう。
キューティクルが引き締まりツヤツヤサラサラしたキレイな仕上がりになります。
スタイリング時のドライヤーの使い方
髪にツヤや潤いを与えてくれるブローにはコツがあります。
はじめにタオルドライが基本です。
ヘアクリップを使い、髪をブロッキングしてあげます。
これをしてあげたほうが、サロンのような仕上がりを実現しやすいです。
手ぐしで整え、髪を引っ張った状態で、根元にブラシを入れながらドライヤーの温風をあてていきます。
この時、ブラシを内側に少し回転させるようにして髪をひっぱりながら行うことがポイントです。
ドライヤーを当てる角度は45℃を意識して、上から下に風があたるように行います。
ブラシを通すとき、髪が絡まってひっかかる時は、無理に引っ張ったりせず、からまりをほぐしてからブローを行いましょう。
濡れている髪はとてもデリケートですので、強い力で行うことはオススメしません。
髪を引っ張った状態で毛先をおさえて冷ましてあげましょう。
ツヤを出すためには、最後の冷ます過程がポイントです。
ブローをすることで、サロン並みの仕上がりが実現しやすくなります。
美容師の方にお手入れしてもらった時に、自分の髪質にあったブローのコツなどを聞いておくとよりスタイリンスしやすくなるでしょう。
髪が傷まないドライヤーの選び方
せっかく新しいドライヤーを買ったのに使い勝手がいまいちですと、乾かすたびに髪に負担をかけることになりやすいです。
髪が傷まないドライヤーを選ぶポイントは3つあります。
ポイント1:ワット数を見る
ドライヤーは、基本的にワット数が大きいものほど温度も風量もあがります。
家庭用ですと600〜1200ワットくらいが一般的です。
一番オススメなのは1000〜1200ワットのものです。
1200ワットより大きいものは、美容院向けなので、家庭用のコンセントですとブレーカーが落ちやすくなります。
風量の弱いドライヤーは温度を高くすることで、早く乾かす効果を得ようとしているものもあります。
これは髪にとって負担になってしまうので、1000ワット以上のものを選ぶことが大切です。
ポイント2:マイナスイオンより大風速
髪にとっては早く乾くことがベストです。
髪を傷めないためには、大風速であることが一番ポイントになります。
髪を傷めないようにと、マイナスイオンや遠赤外線などの機能がついているドライヤーもありますが、風速・風量のほうが大切と言えます。
14m/秒以上を指標として、大風速のドライヤーを選ぶようにしましょう。
ポイント3:試してみる
実際に試してみないと、わからないこともあります。
服も試着するように、できるだけ試してから購入するようにしましょう。
重さやサイズだけでなく、風量や温度を実感してみることが大切です。
家電量販店などは、試すお客に慣れていますので、遠慮することはありません。
ドライヤーも良いものを選んで買えば長く使うことができます。
最初に試しておくことが肝心です。
最近は髪が傷まないドライヤーも出てきています。
こういったアイテムを使うのも、ドライヤーの熱ダメージを減らすのに効果的です。
自然乾燥はNG
髪は自然乾燥させる方が良いと言われた時期もありましたが、これは全く根拠がありません。
濡れたままの状態で放っておくと、開いたキューティクルから水分やタンパク質が流れ出てしまいますし、雑菌も繁殖しやすくなってしまい、においやフケの原因になります。
髪を乾かさずに寝ると、寝返りを打つたびに髪がこすれてキューティクルが剥がれる原因にもなります。
また、濡れたまま髪を結んだりすると、蒸れてかぶれやすくなります。
濡れた髪はドライヤーですぐに乾かさなければいけません。
それでもドライヤーの熱ダメージが気になる方は、タオルドライの後に洗い流さないトリートメントで髪を保護すると良いでしょう。
スポンサーリンク