ひどい切れ毛をなくしたい!効果のあるシャンプー、トリートメント
美しい髪の憂いの種となる切れ毛。
どんなにスタイリングを頑張ってもピンピン飛びはねるようになってきてうんざりしてしまうことも……
ひどい切れ毛があると見た目のツヤがなくなり、健康な髪でも見栄えが悪くなってしまいます。
できてしまった切れ毛の対策には、
1.目立たないようにアウトバスで落ち着かせる
2.傷んだ髪を補修してこれ以上切れ毛ができないようにする
の2つが必要になります。
切れ毛は原因を知り対策をすることで予防することができます。
気になる切れ毛のあれこれをまとめてご紹介します。
切れ毛とは?
そもそも切れ毛とはどんな状態でしょうか?
切れ毛とは、髪が傷んで弱くなり、髪の毛に力が加わった時に切れてしまった毛です。
切れ毛ができるメカニズムを説明しましょう。
傷んだ髪はこのように、内部のタンパク質が流れ出てスカスカの状態で弱くなっています。
少し強い力で引っ張られると切れてしまうのです。
切れ毛ができると、たくさんの悪い影響が現れてきます。
- うねうねと、うねりのある毛が内側から外にはねて浮いたように広がる。
- チリチリ、バサバサで見栄えが悪い
- ツンツンして指などに刺さる
- 毛先に白い点ができる
切れ毛は猫っ毛などの細い髪質にできやすくなります。
切れ毛の原因
では、切れ毛はなぜできるのでしょうか?
切れ毛は傷んだ髪に外から何らかの力が加わって切れてしまうことが原因です。
原因をまとめますと、
- ドライヤーで乾かしすぎ(オーバードライ)による熱ダメージ
- ヘアイロン、コテによる熱ダメージ
- 栄養不足
- 縮毛矯正、パーマ
- 無理なブラッシング
- 妊娠中、産後
などになります。
順番に見ていきましょう。
1.ドライヤー、ヘアアイロン、コテによる熱ダメージ
ドライヤーで乾かしすぎると、乾燥してパサパサになります。
水分の少なくなってパサついた髪は切れやすくなってしまいます。
髪は熱に弱く、180℃の熱を10秒かけると変質しはじめます。
ヘアアイロンやコテを使う際は温度を下げて短時間で済ませる必要があります。
対策として、リュミエリーナのヘアアイロンやドライヤーを使うという方法もあります。
使うほどに髪がうるおうという驚きの効果があるアイテムです。
参考
2.栄養不足
乱れた食生活をしているなどで栄養不足になると、髪にも栄養が届かなくなりやせ細ってしまいます。
細くなってしまった毛は弱いので、外からの力によって切れやすくなってしまいます。
特に亜鉛が不足するとしっかりした髪が育たなくなります。
亜鉛は次のような食物に含まれますので、心がけて摂りましょう。
- カキ
- チーズ
- 卵
- 牛肉
- 豚レバー
3.縮毛矯正、パーマ
切れ毛を目立たなくしようと縮毛矯正をしたり、パーマをかけたりする方も多いと思いますが、縮毛矯正やパーマを繰り返すと傷んで弱くなってい、切れやすくなってしまっています。
縮毛矯正、パーマの後、切れ毛が増えて、また繰り返すといったことがないように気を付けましょう。
切れ毛は髪が傷んでいるサインです。
見つけたらまず髪を補修することを考えましょう。
補修の方法は後ほどご紹介します。
4.無理なブラッシング
髪に無理な力が加わらないようにすることも大切です。
くしやブラシで髪を解く時に切れ毛になるという方は多いのではないでしょうか?
絡まった髪を無理やり解こうとすると切れ毛になりやすくなります。
毛先から徐々に解かして絡まないようにしましょう。
5.女性ホルモンによる影響
性別を問わず人間の身体にある女性ホルモンは、髪を育てる働きがあります。
その為、減少してしまうと髪が弱くなり切れ毛を引き起こしやすくなるのです。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。
髪の毛の育成をサポートしてくれるのはエストロゲンです。
男性が加齢にともなって抜け毛が激しくなるのも、エストロゲンが減少していくからであると言われています。
女性は妊娠期や出産期、産後にホルモンバランスが崩れることが多く、この時期に切れ毛が発生してしまう人も多いです。
また、女性ホルモンは偏った食生活や睡眠不足などの生活バランスの乱れによっても減少する傾向があります。
6.静電気
髪は電気を溜める性質があります。
特に冬場などの乾燥した時期に、静電気を溜めてしまうと、髪に刺激を与えてしまって切れ毛になることがあります。
特に髪の長い人ほど静電気に悩まされるということも多いでしょう。
静電気対策としては、いつも使っている櫛やブラシを獣毛のものに変えることで改善が見込めます。
7.紫外線によるダメージ
髪の毛は主にたんぱく質でできています。
たんぱく質はアミノ酸からなるシスティン結合によって形成されているのです。
紫外線を浴びすぎるとこのシスティン結合が分解されてしまい、髪のキューティクルが壊されてしまいます。
その結果切れ毛になることがあります。
特に紫外線が強い夏場の対策は重要です。
妊娠中、産後の切れ毛
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妊娠中の妊婦さんや産後にも切れ毛ができることがあります。
胎児に栄養が行くため、髪に栄養が届きにくくなったり、ホルモンバランスの変化にって髪が弱くなることが原因です。
他にも、赤ちゃん中心の生活になり生活リズムが乱れたり、初めての子育てでストレスが溜まったりすることも原因。
産後に急激なダイエットをした場合などにも髪に悪い影響が出てしまいます。
切れ毛を目立たないようにする方法
切れ毛が外にはねるのって目立ちますよね。
切れ毛は傷んでいるのでパサついてツンツンとしやすいですし、内側からうねって飛び出しやすくなります。
切れ毛も枝毛と同様に、毛先から少し上を切ってしまった方が良いでしょう。
できれば美容師さんに切ってもらいましょう。
切れ味の悪いハサミで切ると、逆効果になる場合があります。
参考:枝毛の原因と処理方法
伸ばしたいのに切れ毛が多くなってしまったら切るしかないのかとお悩みの方も多いかと思います。
そんな場合は洗い流さないトリートメントで切れ毛を落ち着かせて目立たなくしましょう。
使うのはヘアオイルがオススメですが、椿オイルなどのベタつきやすいオイルより、サラッとしたタイプのものの方が使いやすいと思います。
お出かけ前のセットのときに、水で軽く濡らしてブローし、次にヘアオイルをつけて髪の表面を整えるようになじませますとまとまりやすくなります。
今注目のマルラオイルがベタつかず使いやすいでしょう。
切れ毛の毛先はキューティクルが剥がれてしまっていて、ケバ立ってしまっています。
お風呂上りにドライヤーで乾かす前に、アウトバストリートメントで毛先を落ち着かせるのも効果的です。
切れ毛ケアの方法
切れ毛は傷んで弱った髪にできやすいので、防ぐためには髪を強くする必要があります。
流れ出てしまった髪内部のタンパク質を補って強くしなければならないのです。
シャンプー、トリートメントでケア
補修成分を配合したシャンプーやトリートメントを使うことで自宅でもセルフケアできます。
残念ながら市販のダメージケアシャンプーやトリートメントは補修効果はほとんどなく、切れ毛の改善はほとんど期待できません。
ペリセアやPPTなど、髪を本当に補修する成分を配合したシャンプー、トリートメントを使わないといけません。
傷んだ髪を補修するヘアケアでどんなシャンプー、トリートメントがいいかを解説していますのでご覧ください。
生活サイクルを正す
切れ毛の発生原因の一つである女性ホルモンの減少は、生活サイクルの乱れによってホルモンバランスが変化してしまうことで起こります。
その為生活習慣を見直してみることで、改善することもあるのです。
まずは、食事を1日3食バランスよく食べることから始めてみましょう。
甘いものを食べ過ぎていたら控えたり、肉類中心の食事メニューになっている人は野菜を取り入れるなど、食事内容も見直していくことが大切です。
そうは言ってもなかなか気にする余裕がないという方は、朝食をしっかり食べることから始めてみることをおススメします。
朝食を食べることで血行を促し、毛根に必要な栄養を送ることができるようになります。
試してみましょう。
睡眠をしっかりとることも大切です。
最低でも1日6時間は寝るようにしましょう。
また、髪は夜に成長が促されます。22時〜2時の間は熟睡できるようにすると、身体の体調が整い、神経が働きやすくなります。
乱れていた生活サイクルが正常に戻ることで、女性ホルモンも自然と分泌されるように戻りやすいです。
紫外線対策をする
お肌の紫外線対策は万全でも、意外と髪は忘れがちと言う方も多いでしょう。
髪が切れ毛にならないように守るためにも、紫外線対策をしておくことが大切です。
帽子や日傘を利用したり、スプレータイプの日焼け止めを使うようにしましょう。
UVカット効果がある洗い流さないタイプのトリートメントをつける方法もおススメです。
ポイントとして、日焼け止めをした日のシャンプーは念入りに行い、しっかり洗い落としてから寝ることが肝要と言えます。
いかがでしたでしょうか?
切れ毛を見つけたら、発生の原因に対処してあげましょう。
切れ毛は髪の毛のことを考えて日頃のヘアケアや生活サイクルを見直した方がよいという合図です。
早めの対処を心がけましょう。
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