フケの原因となるシャンプーと治すシャンプー

フケの原因となるシャンプーと治すシャンプー

フケ

 

毎日シャンプーをしているのにどうしても出てしまうフケ。
肩にフケなんて落ちていたら見た目にも清潔感がなくなってしまいますし、なんとかしたいですよね。

 

フケが出てしまう原因としては頭皮の乾燥が一番にあげられますが、「カビ菌」も原因になるのをご存知でしょうか?

 

え、頭にカビ!?と驚くかもしれませんが、安心して下さい。
その菌の対処法がわかれば大丈夫です。

 

きちんとケアしているのにフケが出てしまうとお悩みの方へ、頭皮を健康に保ち、フケを出さないための対処法をご紹介します。

 

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フケを発生させる原因菌とは?

フケとは古くなった頭皮の角質が剥がれ落ちたものです。
頭皮は古い細胞から新しい細胞に絶えず生まれ変わっています。
新しい細胞が生まれてから剥がれ落ちるまでの期間は約28日です。
このサイクルをターンオーバーと呼びます。

 

ターンオーバーが正常であれば、剥がれ落ちた角質は目に見えないのでフケと認識できません。
ターンオーバーが崩れると大きな角質が剥がれ落ちて、フケとして確認できるようになります。

 

フケは粉状の乾燥した「乾性」のフケと、湿った「脂性」のフケがあります。
頭にカビといいましたが、私たちの身体にはあらゆるところに様々な種類の菌がいます。
善玉菌や悪玉菌というのを聞いたことがありますよね。

 

ビフィズス菌など腸の中にいる菌が有名かもしれませんが、肌にも菌がいるんです。
常在菌といって、その中に善玉菌と悪玉菌がいます。

 

必ずしも悪玉菌=悪さをする菌、というわけではなく、肌の保湿には必要な菌もあるんです。
普段は悪玉菌が増えすぎないように、悪さをしないように、善玉菌とのバランスがとれていれば問題は無いんですね。

 

ところがストレスなどでそのバランスが乱れると悪玉菌が悪さをするようになるのです。

 

マラセチア真菌が原因

 

皮膚の常在菌に「マラセチア真菌」という菌がいます。
酵母菌の一種で癜風菌(でんぷうきん)とも呼ばれています。

 

数が増えるとフケやアトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎の原因となるといわれている菌です。
マラセチア真菌が原因のフケはどちらかというと湿ったフケで「脂性フケ」と呼ばれます。
フケのサイズは5mmほどの大きさで、湿っているのが特徴です。

 

カビの一種ですが、数が少なければ問題はありません。誰の頭皮にもいる菌です。
マラセチア真菌が増える原因としては、

 

  • 洗髪のし過ぎ
  • 防腐剤などが使われた頭皮に刺激のあるシャンプーを使っている
  • 洗髪後に髪をすぐ乾かさずに自然乾燥している
  • 脂っこい食事
  • 汗が多い
  • 枕カバーや帽子などを洗っていない
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 冷え性

 

など、こんなにたくさんあるんです。

 

乾燥もフケの原因になる

 

フケにはもう一つ、「乾燥フケ」というものがあり、こちらは文字通り頭皮の乾燥が原因で起こるフケです。

 

頭皮が乾燥してパラパラとはがれ落ちて、肩に落ちてくるフケ。
女性にとっては深刻な問題ですね。
頭皮が乾燥する原因には以下のようなことが考えられます。

 

  • 洗浄力の強いシャンプーで皮脂を取りすぎている
  • 熱いお湯で洗っている
  • 紫外線対策が出来ていない
  • 毛穴の詰まり
  • ストレス
  • 新陳代謝の低下
  • 栄養バランスの悪い食事
  • 運動不足
  • パーマやカラーリング

 

フケの原因となるシャンプー

フケの原因がシャンプーによる場合も少なくありません。
どんなシャンプーがフケの原因となって、どんなシャンプーを使えばフケが治るのかを見ていきたいと思います。
フケの原因となるシャンプーは2つ考えられます。

 

  • 洗浄力の強すぎるシャンプー
  • オイルシャンプー

 

市販のシャンプーは、どんな髪でもすっきり洗えるように洗浄力が強すぎる成分を使っています。
そのため頭皮が乾燥してしまい、細かい粉のようなフケが発生します。

 

オイルシャンプーは、頭皮にオイルが残ってしまうとフケの原因菌であるマラセチア真菌が増えてしまいます。
湿った大き目のフケが出るのが特徴です。

 

フケが出にくいシャンプーの選び方

白い粉のようなフケが出ている場合は、頭皮を乾燥させない低刺激な洗浄成分のシャンプーを選びましょう。
アミノ酸洗浄成分でオーガニック系のシャンプーが良いでしょう。
パサつく髪のヘアケアで、乾燥対策のシャンプーをご紹介していますので参考にしてみてください。

 

湿った大きなフケが出る場合は、頭皮のベタつきが原因です。
ある程度の洗浄力があるアミノ酸系シャンプーで改善できるでしょう。
ベタつく髪を改善させるヘアケアで、ベタつき対策のシャンプーをご紹介しています。

 

 

女性のフケ対策

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フケとは古くなった角質が剥がれおちたもので、誰にでもあること。
角質層がはがれることは肌の新陳代謝の中で起きることでそれ自体は問題ありません。

 

ただ、通常のヘアサイクルの中で落ちてくるフケはごく小さく、それほど目立ちません。
それがぼろぼろと大量に、かつ目に見えてわかる大きさで落ちてくるなら、頭皮に問題があると考えられます。

 

頭皮を健康に保つことが出来ればフケは必ず改善できます。
では日常生活の中でどのようなヘアケアをすれば良いのか、フケの解消法をご紹介します。

 

シャンプーの方法を見直す

 

頭がかゆいとごしごしと強く洗ってしまっていませんか。
フケが出ているとかゆみがある場合も多く、どうしても強く洗ってしまいがち。
でもその洗い方が頭皮を傷める原因になっています。

 

シャンプーをする時は、その前段階がとても大切。
まずお風呂に入る前にしっかりブラッシングをします。
これだけでも大まかなホコリやごみは落ちます。

 

それから予洗い。
シャンプーをつける前に、丁寧にお湯だけで洗い流します。
この時に濡らすだけではなくて、髪の奥、地肌までお湯がしっかり行き渡るように洗って下さい。
ここまでで7〜8割の汚れは落とせるのです。

 

そして頭皮を洗う時はたっぷりの泡を立てて、指の腹を使って優しく洗います。
ごしごしこすらなくても汚れは落ちるから大丈夫です。

 

和食中心の身体に良い食事をする

 

脂っこいもの、ファストフードやインスタント食品は健康によくないばかりか、肌が脂っぽくなる原因に。
頭皮のトラブルがある人は、顔にもトラブルがある人が少なくありませんが、それには食生活が大きく影響しています。

 

和食は品数も多く脂質が少なめ。それでいて魚や玉子、豆腐などの大豆製品からしっかりとたんぱく質を摂ることが出来ます。
髪を作っているのはたんぱく質ですから、料率なたんぱく質を摂ることはとても大切ですよ。

 

栄養バランスの良い和食中心の食事にすることで、頭皮や髪にも栄養が行き渡りますから、肌の新陳代謝を正常にしてフケを予防します。

 

睡眠をしっかりとる

 

睡眠不足は美容の大敵。
肌によくないことは頭皮にとってもよくないことです。
睡眠不足によって肌のターンオーバーが乱れたり、疲労によって内臓の働きも悪くなります。

 

身体が優先するのは内臓の修復。血液や栄養は内臓優先で運ばれますから、どうでもよい頭皮や髪の毛は後回し。
どんどん栄養不足になっていきます。

 

また、しっかり眠らないと成長ホルモンが分泌されません。
成長ホルモンは寝ている間に分泌され、日中の肌ダメージを修復してくれますが、睡眠不足だとその修復が出来ないので、傷ついた頭皮はそのまんま。
どんどん不健康になっていきます。

 

徹底した紫外線対策

 

顔には日焼け止めを塗るのに、頭は無防備な人が多いでしょう。
しかし、頭皮は太陽に一番近い部分で、なにもしなければ紫外線の影響をまともに受けてしまいます。

 

帽子をかぶる、頭皮にも使える日焼け止めを使う、または頭皮の乾燥を防ぐために頭皮にも化粧水を使って保湿するなどの対策が必要です。

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