紫外線から髪を守る!髪だってUVダメージケアは必要です

紫外線から髪を守る!髪だってUVダメージケアは必要です

紫外線から髪を守る

 

春先から強くなる紫外線!

 

強い紫外線を浴びたあとは、なんとなく髪や頭皮にダメージを受けている気がする……
実感としてはわかっていても、意外と知らないのが紫外線の具体的なダメージではないでしょうか?

 

紫外線は4月から増えだして5月には夏と同じくらい強くなります。
梅雨の時期の6月だって要注意!
曇っていても晴れの日の80%は紫外線が降り注いでいます。

 

紫外線のダメージで髪がパサパサになっていませんか?

 

UVダメージを受けるのはお肌だけではありません。
髪や頭皮だって日焼けしてしまいます。
髪の紫外線ケアには何が必要になるか見ていきましょう。

 

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紫外線で髪や頭皮が傷む原因

髪の毛にあたった紫外線は吸収されます。
そして、髪の毛を形成しているアミノ酸を酸化させてしまうのです。

 

シスチン結合(S-S結合)が切れ、システイン酸(SO3H)が生成されることで、髪の毛がダメージを受けてしまいます。
その結果、乾燥や色素の消失、ツヤやハリがなくなるなどの影響がでます。

 

プールや海水浴などのあと、髪が濡れた状態で紫外線を浴びると、システイン酸の生成はさらに加速されます。
そのために余計にダメージを受けてしまうのです。

 

紫外線でキューティクルがはがれる?

 

髪の断面図

これは髪の断面図です。
キューティクルは髪の一番外側をおおっている膜のようなものです。
キューティクルがはがれると、内部の水分が外に流れ出やすくなってしまうため、乾燥してパサパサになるのです。

 

紫外線で髪が褪色する?

髪を黒くしているのはメラニン色素です。
紫外線はメラニン色素を破壊してしまいますので、褪色や白髪の原因になります。
髪の色が少しづつ明るくなるのはこのためです。

 

カラーリングした髪も色落ちしやすくなってしまいます。

 

さらにメラニンを作り出す機能が失われると、白髪の原因にもなります。

 

紫外線で薄毛に?

頭皮が日焼けすると、乾燥したり炎症をおこしたりします。
そうすると、頭皮が弱ってしまい健康な髪を育てられなくなります。
弱くなった髪は抜けやすくなり、抜け毛や薄毛の原因になるのです。

 

光老化という老化現象が実年齢に関係なくすすむことがあります。
紫外線がじわじわ細胞を破壊していき、髪の毛を作るもととなる毛母細胞まで影響を受けてしまうと抜け毛などの原因になります。
最悪、髪の毛そのものが作られなくなってしまうなど薄毛の原因になることがあります。

 

髪のUV対策

紫外線は髪や頭皮にダメージを与えてしまいますが、対策をすれば緩和することもできます。
代表的なUV対策をご紹介します。

 

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対策1:帽子や日傘を使う

顔へのUV対策として日本にもだいぶ浸透していきました。
とても有効なUV対策と言えます。

 

もちろんUVカット素材のアイテムを選んで使用しましょう。
髪が浴びる紫外線は顔の3倍にもなります。
髪や頭皮のためにも、しっかり日焼け予防して保護してあげましょう。

 

髪が長い場合は、結んだりまとめたりして紫外線にあたる面積をなるべく減らして上げる方法も効果的です。
ちなみに、紫外線は天気に関係なく降り注いでいます。
たとえ晴れていない日でも、対策を忘れないようにしましょう。

 

対策2:UVカット効果のあるヘアケアグッズを活用

UVカット効果のあるヘアケアグッズがあることをご存知でしょうか?
ぜひ活用をオススメします。

 

日焼けを防ぐには、日焼け止めを塗るのが一番効果的です。
髪用のUVカットスプレーを使うと出かける前にスプレーするだけなので便利です。

 

洗い流さないタイプのトリートメント使う方法も良いでしょう。
紫外線を防げる上に、髪のツヤを出すこともできます。

 

べたつかず、保湿効果の高いヘアオイルがオススメです。
次の3つが使いやすいのではないかと思います。

 

 

 

一つ注意点としては、UVカット効果のあるスプレーなどを使用した日は、その日のうちにシャンプーしてしっかり洗い流してあげることを忘れないようにしましょう。
残っているとトラブルの元です。
髪を傷めることが心配で、お湯で洗う予洗いのみしかしないという方もいるでしょうが、UVカットグッズを使用した日は、シャンプー剤などでキレイに洗ってあげることを推奨します。

 

対策3:紫外線が強い時間帯の外出を避ける

仕事や予定があって、そうも言っていられないということが多いと思いますが、できたら紫外線が多い時間帯の外出は避けることをオススメします。
午前10時〜午後2時の間は可能なら外出しないほうが髪や頭皮を守れます。
特に、午前11時〜午後12時の間は、太陽が一番高く、紫外線がサンサンと降り注いでいますので、なるべくなら避けたほうがいいです。

 

また夏は紫外線量が一番多い時期なので、できるかぎり外出は控えたほうが髪や頭皮にとってはダメージが少ないです。

 

対策4:分け目を変える

ずっと同じ分け目でいるということは、その場所の頭皮にたくさん紫外線があたってしまうことになります。
すると炎症を起こしやすいです。
分け目が薄くなるというリスクもあると言えるでしょう。

 

分け目の変え方ですが、乾かし方がポイントになります。
全体的にシャワーでしっかり濡らしてあることが理想ですが、難しい場合は分け目箇所周辺の根元だけでも濡らしてから、分け目を中心に数cm幅で右側を左側に起こすように乾かします。

 

次に逆を行いましょう。
これを交互に繰り返すと、分け目がぼんやりしてきますので、最後に分けたい方に乾かしきると完成です。
ふんわり感も維持しつつ、キレイに分かれます。

 

番外編:海や山は特に紫外線対策を!

海や山はとても気持ちが良いですが、紫外線対策は入念に行う必要があります。

 

海は、実のところできるだけ海水に髪を触れさせないほうが良いです。
海に入った場合は、そのままにしないで必ずシャワーを浴び、シャンプーとトリートメントでケアしてあげてから帰りましょう。
海水の塩分が髪についたままですと、髪は乾燥してダメージを受けてしまいます。

 

家に帰ってからのアフターケアも大切です。

 

山は、帽子が必須です。
標高が高いため紫外線が強くなります。
高くなればなるほど紫外線の影響を受けやすいと考えましょう。

 

頭皮や髪を守りつつ、アウトドアを楽しむためにも、UVカット加工が施されている帽子を活用することが大切です。

 

紫外線でダメージを受けた髪と頭皮のケア方法

ダメージを受けてしまったら、しっかりアフターケアすることが大切です。
髪と頭皮それぞれの対策方法を見ていきましょう。

 

髪のケア方法

ダメージを受けてしまったキューティクルを、保護してくれる効果のあるダメージケア用のシャンプーやトリートメントを活用することが大切です。
髪は日焼けで疲弊していまうので、優しくいたわってあげましょう。

 

特別ケアとしてトリートメントのパックも有効です。
シャンプーの後、水分をとってトリートメントをつけたら、蒸しタオルでくるんで5〜10分パックしてあげましょう。

 

蒸しタオルは、熱いお湯を絞ったもので大丈夫です。
こうすることで、髪の中心部までトリートメント成分を届けることができ、補修効果が期待できます。

 

ただし、頭皮につかないように注意しましょう。
トリートメントが頭皮につくと毛穴のつまりの元になり、新しい元気な髪が生えてくるのを阻害してしまう可能性があります。

 

洗い流さないタイプのトリートメントやヘアオイルを活用することもオススメです。
ドライヤーで乾かす前に髪になじませてあげれば、ドライヤーの熱から髪を守ってくれます。
保湿効果も期待できますので、なめらかな仕上がりになります。

 

参考:傷んだ髪を補修するヘアケア

 

 

頭皮のケア方法

炎症を起こしていたりかゆみがある場合は、まず冷やしてあげてください。
炎症を鎮めてあげましょう。

 

そして、顔と同じく水分補給してあげることが大切です。
値段の安いもので十分ですので、しっかり化粧水をつけ水分を吸収させてあげましょう。
日焼けした頭皮は乾燥してカサカサしています。

 

たっぷり水分を補給してあげると、ダメージから早く回復することができます。

 

 

 

関連ページ
キューティクルを補修する方法
パサついてまとまらない髪のヘアケア

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