女性の髪と頭皮のにおいの原因と対策
自分では気づきにくい「におい」。
うっかり放置しておくと、悪化してしまうこともあります。
におい発生の原因を知り、対策を講じておけば、においに悩まされることはありません。
今回はにおいに関して特集します。
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頭皮がにおう原因
混んでいる電車の中や、エレベーターなどの空間で、ふとにおってくる頭皮のにおいや体臭を感じたことはありませんか?
女性は男性に比べて美容に気を配っている人が多く、大丈夫と思いがちですが、もし間違ったケアをしているとにおいをキツくしてしまうこともあります。
たばこや香水、焼き肉のにおいなど、髪に移ったにおいはシャンプーすれば消すことができます。
ですから、外からのにおい移りは気にしなくて良いでしょう。
問題は自分の体の内側からのにおいです。
髪がにおう原因は頭皮にあります。
においの原因は、なんらかの理由で皮脂が過剰に分泌されてしまい、うまく排出できなかった古い角質などが、酸化してくることにあります。
また、たまった皮脂や角質を餌にして雑菌が繁殖したり、皮膚を清潔に保つために常に存在している常在菌が異常繁殖するのもくさいにおいの原因です。
あまり知られていませんが、頭皮の皮脂腺量はTゾーンの2倍もあります。
普段は気づきにくいですが、頭皮は意外とベタつきやすいのです。
その為、ちょっとお手入れをサボったり間違えてしまうと、酸化した皮脂のにおいが強くなってしまう傾向があります。
自分の頭皮のにおいのチェック方法
自分の頭皮のにおいは、体臭と同じく気づきにくいものです。
「もしかしてにおってる?」と不安を感じたら、簡単にセルフチェックをする方法が3つあります。
@枕のにおいをかいでみる
A指やタオルなおで、頭皮をこすってにおいをチェックする
Bドライヤーを後ろからかけて、風のにおいを確認する
この3つのうち、どれか1つでもにおいを感じたら、頭皮のにおいが周囲に不快感を与えている可能性があります。
中でも一番確実なチェック方法は指やタオルでにおいを確認する方法です。
日中の活動やストレスによってにおいがキツくなることもありますので、朝大丈夫だったとしても、時間をおいて確認してみることをオススメします。
頭皮のにおい対策
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過剰に増えてしまった皮脂や角質、菌の対策をすることで、頭皮のにおいは改善します。
このように頭皮環境が悪くなってしまうのには原因がありますので、それらを正していくことで、健やかな頭皮が戻り、においを消すことができます。
1:正しいシャンプーのやり方を覚える
まずは正しいシャンプーの仕方を実践しましょう。
頭皮環境を清潔に保つ上で一番最初にやるべきことは、正しいシャンプーの仕方を習得することです。
正しいシャンプーのやり方は、まず髪が乾いた状態の時にブラッシングを行い、髪についたホコリや汚れをある程度落とします。
この時髪をすくことで、絡まりが解け泡立ちもよくなります。
次に、ぬるま湯で予洗いを行います。
この段階で、汚れはほとんど落ちています。
そして、たっぷり泡立てたシャンプーで頭髪を洗います。
最後にしっかりすすぎましょう。
特に大切なポイントは予洗いの段階です。
例えば米粒がついて時間が経過したお茶碗を思い浮かべてみてください。
そのまま力を入れてゴシゴシ洗ってもこびりついた米粒は落ちにくいですが、お湯につけてしばらくしてから洗えば、少ない力でスイスイ汚れを取ることができます。
頭髪においても同じです。予洗いをしっかりすることで、髪の泡立ちがよくなり、乱れてしまった頭皮環境が整いやすいのです。
だいたい2分くらい、髪というより頭皮を指の腹で揉みほぐすようにしてマッサージしながら洗ってあげましょう。
においの原因となっている過剰分泌された皮脂や毛穴の汚れを落としやすくなります。
正しいシャンプーは、ダメージケアにもつながります。
シャンプーを毎日していないことが原因かも?
シャンプーを2日に一回しかしない女性はけっこういるのではないかと思いますが、これがにおいの原因になります。
頭皮は自分では見えないのでなかなか気づきにくいのですが、思った以上に1日で汚れが溜まるものです。
溜まった皮脂をその日の内に洗い流さないと、酸化して頭皮にこびりついてしまいます。
そうなると、シャンプーをしてもなかなか取れなくなり、残り続けた皮脂のかたまりはにおうようになるのです。
毎日シャンプーをしていても、きちんと洗い流せていなければ同じことです。
シャンプーは頭皮を洗うイメージでするのがポイントです。
それでもなかなかにおいが取れないようであれば、頭皮のクレンジングを行いましょう。
頭皮に刺激を与えずクレンジングを行うにはオイルクレンジングがオススメです。
オイルクレンジング用のシャンプーで酸化してしまった皮脂を取り除きましょう。
2:トリートメントは毛先につける
コンディショナーやトリートメントは、なるべく頭皮につかないように注意しましょう。
トリートメントの目的は、髪の表面や内部を保護したり補修することにあります。
汚れを落として洗浄するわけではないので、頭皮についてしまうと、せっかくシャンプーできれいにした頭皮に汚れとして残ってしまうのです。
また、トリートメントなどには油分が多いため、頭皮についてしまうと、ベタつきの原因にもなります。
トリートメントをつけるなら、毛先にとどめ、最後はしっかり洗い流してあげましょう。
ぬるつきが残らないくらいすすぐことが目安と言えます。
3:ドライヤーで乾かす
ドライヤーの熱ダメージを気にしたり、仕事で疲れて髪を乾かすのが面倒になったりして、乾かさずに寝てしまうことはありませんか?
髪が濡れたまま寝ると、雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
髪や頭皮が湿ったままで長く過ごすと、雑菌が繁殖しやすいのです。
頭皮環境を清潔に保つためにも、早めにドライヤーで乾かすことをオススメします。
髪がきちんと乾いていないと、頭皮の湿度が高く保たれてしまうので、常在菌が大量繁殖してしまい、においの原因になります。
ドライヤーを頭から15cmくらい離して、あまり1箇所に長くとどまらないように注意しながら根元から乾かしましょう。
頭皮が熱い状態になるくらい同じ場所にあてすぎていると、髪を熱で痛めてしまいがちですが、同じ箇所にずっととどまっていなければ、熱による髪へのダメージは心配するほどではありません。
頭皮に湿り気が残らないように、しっかり乾かしてあげましょう。
帽子やウィッグを長時間かぶり続けて頭皮が蒸れるのも同じように良くありません。
やはり雑菌が増えてにおいの原因になりますので注意しましょう。
4:頭皮の湿疹対策
頭皮に湿疹ができることでにおいが発生することがあります。
この場合は頭皮がかゆかったり、痛みがあったりすることで気づくことができます。
原因はシャンプーやトリートメントがあっていなかったり、頭皮が清潔に保たれていないなどです。
参考:大人の女性のスカルプケア
意外と盲点!洗いすぎもにおいの原因に…
清潔思考の強い日本人は、ついつい洗いすぎてしまう傾向があります。
しかし、シャンプーのしすぎは頭皮にとって悪影響を及ぼします。
頭皮の潤いを保つのに必要な皮脂まで奪ってしまうことがあるからです。
そうすると、頭皮が皮脂不足と感じ、皮脂を過剰に分泌するようになり、頭皮がべたつき、においの原因になります。
においが気になる人は洗いすぎている可能性がありますので、シャンプーを二日に一回に留める方法もオススメできます。
ブラッシングをこまめにすることで、髪の汚れやにおいケア対策は十分可能です。
シャンプーが二日に一回だったとしても、十分清潔な状態を保てます。
スペシャルケア!オイルクレンジング
シャンプーだけでは物足りないという方にはオイルクレンジングがオススメです。
皮脂に近い頭皮に優しいオイルを選んで行いましょう。
選んだオイルにもよりますが、適量(だいたい500円玉くらい)を手に取って、頭頂部を中心にオイルをつけていきます。
そして、指の腹をつかって軽く指圧しながら、1〜2分ほど頭皮マッサージを行います。
最後にお湯でしっかりとオイルを流し、いつものシャンプーをつれば終了です。
このオイルクレンジングは、週1〜2回を目安に行うと良いでしょう。
オススメのオイルとしては、アルガンオイルやホホバオイルなどがあげられます。
自宅で簡単に行うことができます。頭皮がよりスッキリすることを実感しやすいです。
オススメのオイル
においの原因となる食べ物を控えるのも吉
においの原因は皮脂の過剰分泌にあります。
これを防ぐには、脂っこいものを控えることを推奨します。
お肉やお菓子などが食べることが多い人は、控えるところから始めてみましょう。
また、過度な飲酒や喫煙もオススメできません。
血行が悪くなり、老廃物を体内に蓄積させてしまいがちになるので、頭皮環境を悪くしてしまう可能性があります。
頭皮のにおいを防ぐ食材をとる方法も良いでしょう。
血行を促進してくれるビタミンが含まている、緑黄色野菜やゴマなどを意識的に取ることがオススメできます。
旬な食材は栄養をたっぷり含んでいますので、季節にあった果物などを食べることも有効です。
いかがでしたか?
頭皮環境を正常に整えれば、頭皮のにおいを防止することができます。
頭皮のにおいは放置してしまうと、薄毛や抜け毛にもつながりますので、気付いた時から意識的に改善していくことをオススメします。
今のケアが未来の美しい髪を守ってくれます。
コチラもチェック!:頭皮のニオイとベタつきを解消するスカルプケア
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