コルテックスとは?
髪の毛は外側から、キューティクル、コルテックス、メデュラの3層構造になっています。
真ん中の層のコルテックスは、全体の90%程度を占め、髪の弾力やしなやかさを決める要素となります。
コルテックスの構造
コルテックスの主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質です。
繊維状のケラチンがねじり合わされたもの同士がさらにねじり合わされるかたちで構成されています。
髪が引っ張る方向には強くても枝毛のように裂けやすいのはこの構造のためです。
コルテックス細胞の中には髪の色を決めるメラニン色素やマクロフィブリルがあり、その間にはマクロフィブリル間マトリックスで満たされています。
髪が濡れると柔らかくなるのは、マクロフィブリル間マトリックスに水が浸透して広がるためです。
コルテックスがダメージを受けるとどうなる?
コルテックスの外側にはキューティクルがありますが、キューティクルが剥がれてしまうと内側からマクロフィブリル間マトリックスやタンパク質が流出し、髪のコシやハリが失われます。
日々のドライヤーやブラッシング、タオルドライなどによる摩擦で、コルテックス内のタンパク質が失われてしまいます。
コルテックスも一度ダメージを受けると再生しませんが、外から成分を入れて補修することができます。
タンパク質に似た構造のPPT(ポリペプチド)が配合されたトリートメントを使えば、失われたタンパク質を補強することができ、しなやかな髪にすることができます。
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