正しいヘアサイクルを知って美しい髪を育てよう!

正しいヘアサイクルを知って美しい髪を育てよう!

ヘアサイクル

 

女性の髪のサイクルは4年〜6年です。
髪は傷んでしまっても常に新しい髪が生えてきます。
ですから、傷んだ部分は切ってしまってバージンヘアを大切に育てればよいのです。

 

スポンサーリンク

 

髪の成長

髪の毛の本数はどれくらいかご存じでしょうか?

 

一つの毛穴からは平均3本の髪の毛が生えています。
毛穴の数は成人で約4万個あります。
髪の毛の本数は3本×4万個で12万本も生えていることになります。

 

そして髪の毛が伸びる速さは一年で約10cm前後です。
10万本もの髪の毛が一年で10cmも伸びるのですから、髪の成長力のすごさが分かります。

 

毛穴が汚れで詰まればその毛穴から生えてくる髪の毛の本数が少なくなりますし、栄養不足になれば成長が悪くなります。
髪を健康に育てるためには頭皮環境の改善がとても大切なのです。

 

髪が伸びる仕組み

髪の毛の根っこの頭皮に埋まっている部分を毛根と呼びます。
毛根には丸く膨らんだ「毛球」があり、そこに「毛乳頭」や「毛母細胞」があります。

 

毛根

毛乳頭は神経や毛細血管が集中している部分、毛母細胞は栄養を吸収して新しい髪を作る部分です。
この毛母細胞が分裂をくりかえすことで髪はどんどん伸びていくのです。
ですから、毛根部分に栄養が届かないと髪は成長することができなくなってしまうのです。
そしてその栄養を届けているのは血液です。
頭皮の血行を良くしてたっぷり髪に栄養を届けてあげることが大切です。


 

ヘアサイクル

女性の髪の寿命は4年から6年で、4つの時期を1サイクルとして成長したり休んだりを繰り返します。

 

成長期

髪を成長させる期間で3年から5年続きます。
髪のサイクルの中で最も長い期間です。
髪全体の85%程度が成長期の髪になります。

 

退行期

成長期の後にくる退行期では、毛根がだんだん小さくなって髪の成長が鈍くなります。
退行期は1か月から1か月半ほど続きます。

 

髪全体の1%程度が退行期の髪です。
この間、毛母細胞の分裂は止まっています。

 

休止期

毛球が上に押し上げられ、新しい髪のために毛母細胞が分裂を開始します。
3か月から4か月続き、この期間にある髪は全体の10%程度です。

 

発生期

古い髪が抜け、新しい髪が生え始める期間です。
新しい毛球と毛乳頭が結びつき、新しい髪の成長が始まります。
古い髪は新しい髪に押し上げられて自然に抜けるようになります。

 

髪がトラブルを抱えていると、これらの正常なサイクルを維持できなくなります。

成長期の途中で休止期に入って成長し切れずに脱毛してしまいます。
頭皮を正しくケアして、正しいヘアサイクルを回すことが大切なのです。

 

ヘアサイクルが乱れるとどうなるか?

薄毛などのトラブルを引き起こす原因になります。
実は生まれた時に髪の毛の本数は決まっており、日本人は約10万本とされています。

 

薄毛トラブルが出ている人は、ヘアサイクルが通常より短くなっている可能性があります。
成長期が短く、毛根が十分に成長しないうちに退行期・休止期に移行してしまい、抜け毛が増ええてしまうのです。

 

正常なヘアサイクルの場合、1日に抜ける毛髪の本数は、50〜100本くらいと言われています。
抜け毛は自然なことですが、もしいつもより抜け毛が多いかな?と感じたとしたら、ヘアサイクルが短くなっているサインかもしれません。

 

スポンサーリンク

 

ヘアサイクルが乱れる原因

様々な原因が考えられますが、代表的な3つを見ていきましょう。

 

原因1:ストレスや生活習慣の乱れ

ストレスがヘアサイクルに悪影響を及ぼすことがあります。
ストレスは血行不良を引き起こします。

 

また、ストレスによる自律神経失調がヘアサイクルを乱し、薄毛などのトラブルにつながるのです。
食生活の乱れや睡眠不足など、生活習慣の乱れがヘアサイクルを乱すこともあります。

 

特に食生活が乱れ、髪の主成分であるタンパク質が不足すると、髪が細くなってしまい抜け毛が異常に増えやすくなります。
アルコールも、適度ならば血行を促してくれますが、とりすぎると逆に髪への栄養補給を妨げてしまうので、こちらも抜け毛を引き起こす原因となります。

 

原因2:ホルモンバランスの崩れ

ホルモンバランスが変化すると、ヘアサイクルの乱れが起こることがあります。
女性の場合は、妊娠・出産などで一時的に女性ホルモンが減少し、抜け毛などが発生することがありますが、この場合は時間が経てば治ることがほとんどです。

 

しかし、生活習慣などが原因となりホルモンバランスが崩れている場合は、早めに対策をとって、ホルモンバランスが正常になるようにサポートしてあげる必要があります。

 

原因3:刺激の強いシャンプー

洗浄力が強すぎるシャンプーを使ったり、洗い過ぎが原因でヘアサイクルが乱れることがあります。
洗浄力が高いほうが良いと考える人がいるかもしれませんが、その場合、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまい、乾燥などのトラブルを引き起こしやすいです。
自分に合ったシャンプーと正しいケアを取り入れることが大切です。

 

ヘアサイクルを整える方法

バージンヘアのような美しい髪を取り戻すためにも、ヘアサイクルを正常に整えてあげる必要があります。
対策方法をご紹介します。

 

対策1:頭皮マッサージ

ヘアサイクルを正常に戻すのに一番効果的なのは、頭皮マッサージで血行をよくすることだと言われています。
頭皮への血行が良くなると、想像以上にヘアサイクルが整いやすいです。
血行だけでなく毛穴のつまりや汚れも改善してくれるので、頭皮環境そのものが良くなります。

 

参考:頭皮マッサージの9つの効果と正しいやり方

 

 

対策2:生活習慣を見直す

食事、睡眠、運動など、日頃の生活習慣を見直してあげましょう。

 

食事は、3食バランスよく食べることが推奨されます。
いきなり3食意識することが難しい場合は、まずは朝食だけでもしっかり食べるようにしましょう。

 

栄養バランスが整っているとなお良いです。
朝食をしっかり食べることで、血行が促され、毛根に栄養が行き渡りやすくなります。
朝忙しかったとしても、パン1枚からでいいので、なにかした口に運ぶ習慣をつけることから始めてみましょう。

 

睡眠は、最低でも6時間くらいとることがオススメです。
中でも成長ホルモンがもっともよく分泌される午後10時〜午前2時の間は熟睡できていると良いでしょう。
健康な髪の成長を促してくれるので、抜け毛などの改善に効果が期待できます。

 

軽い運動を取り入れられると、ストレス解消にも効果的です。
最初から難しく気構える必要はないので、まずは1駅歩くことからはじめるなど、日常で意識的に身体を動かすようにしましょう。
動くことで血行が促進され、ヘアサイクルの改善に効果が発揮されます。

 

ちょっとした運動でも積み重なれば大きな変化になりやすいです。

 

対策3:正しいヘアケア

特にシャンプーはポイントになります。
頭皮や髪にやさしいアミノ酸系シャンプーに切り替えることから始めてみましょう。
高い洗浄力がある石油系や高級アルコール系のシャンプーは強すぎるのでオススメはできません。
正しい手順で洗えば、洗浄力がマイルドでも、十分髪や頭皮を清潔に保つことができます。

 

シャンプーの正しい手順をご存知でしょうか?
意外と自己流になっていることもありますので、これを機会に見直してあげると良いでしょう。

 

シャンプーはまず、ブラッシングから始めると効果的です。
髪の絡まりがほどけ、日中の汚れも落ちやすいです。

 

また、シャンプーの泡立ちもよくなります。次に38度くらいのぬるま湯で予洗いしてあげましょう。
予洗いすることで、汚れの8割近くは落ちています。
洗いすぎ予防にも効果的です。

 

その後で、たっぷり泡立てたシャンプー剤でやさしく洗ってあげます。
爪を立てると頭皮のダメージになりますので、指の腹を使い丁寧に洗ってあげることが大切です。

 

最後にしっかり洗い流してあげましょう。
シャンプー剤が残っていると頭皮トラブルの原因になります。

 

自分に合ったシャンプー剤を使い、正しい手順でケアしてあげることで、頭皮が清潔に保たれ、ヘアサイクルが整いやすくなります。

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサーリンク