美髪を育てるのに効果的な栄養素
前回の記事では、栄養バランスの取れた食事が美しい髪を育てることを説明しました。
今回も引き続き、髪に良い影響を与える栄養素についてお話したいと思います。
ミネラルを補給
ミネラルには美しい髪を育てるのに必要な成分がたくさん含まれています。
髪に良いと聞いて多くの人が思いつく、ワカメなどの海藻類にもミネラルが含まれています。
ミネラルにもたくさんのものがありますが、髪に良いとされているのが
- 亜鉛
- マグネシウム
- ヨウ素
- ケイ素
- 銅
の5つです。
これらは海藻類以外にも含まれていますので、色んな食材をバランス良く摂ってミネラルを補給しましょう。
5つのミネラルは、それぞれ次のよう食材に含まれています。
亜鉛
- カキ
- チーズ
- 卵
- 牛肉
- 豚レバー
亜鉛はタンパク質の合成に役立ちます。
また、新陳代謝に必要な成分でもあります。
マグネシウム
- 海藻類
- 豆腐
- アボガド
- ナッツ
マグネシウムは抜け毛対策に効果があります。
また、ストレスに対抗するために必要な栄養素でもあります。
ストレスは髪に悪影響を与えますから、マグネシウムは必須なのです。
ヨウ素
- 昆布
- ワカメ
- オクラ
- 山芋
ヨウ素は髪にツヤを与える効果があります。
また、代謝を活発化する働きもあります。
ケイ素
- 大麦
- じゃがいも
- ほうれん草
- 豆類
ケイ素は細胞を強くしてくれる働きがあります。
なのでケイ素によって髪を強くしなやかにすることができます。
銅
- 牛レバー
- カキ
- 芋類
- 豆類
銅はメラニン色素を作るために必要になります。
メラニン色素が不足すると白髪の原因になります。
また、銅はキューティクルの成長にも役立ちます。
できるだけバランス良く取り入れたいものですが、どうしても不足忙しいと完全にバランスが取れたメニューを作るのは難しいと思います。
また、ミネラルはそもそも吸収されにくい性質があります。
サプリメントなどで不足分を補うのも良いでしょう。
日本食は日本人の髪に良い
これまで紹介してきた食事はどれも日本食に取り入れられているものばかりです。
洋食では脂肪やコレステロールが高く、日本人の髪には良くありません。
フレンチやイタリアンも良いですが、基本的には日本食中心も食生活がオススメです。
もちろん、洋食でもバランスさえ考えたメニューであれば問題ありません。
水分不足は髪にも良くありません
健康な髪の十数パーセントは水分を含んでいます。
水分不足になると、髪にも水分が行き渡らなくなって、髪がパサパサになってしまいます。
水分不足になると、血液がドロドロになってながれが悪くなるので、栄養も髪に届きにくくなります。
さらに、血液の循環の悪化は髪に良くない物質を体外へ排出するデトックス作用にも悪影響を与えます。
水分不足は髪や頭皮だけでなく、身体全体にも良くありませんので、一日に2リットルは水分を補給するようにしましょう。
ただし飲み過ぎは水中毒を起こしますので要注意です。
ワインは適度に楽しめば髪に良い
アルコールは髪に良くないイメージがありますが、赤ワインに含まれるポリフェノールは抗酸化作用があり、老化を抑える効果があります。
ポリフェノールはエストロゲンに似た働きもします。
エストロゲンは女性ホルモンの一種で、髪を育てる働きをします。
ポリフェノールを含むものとしては、コーヒーやチョコレートなどもあります。
摂りしぎは禁物ですが、適量を取り入れれば美髪に効果的です。
女性は鉄分が不足しがち
食事に気を使っていても女性は鉄分が不足しがち。
鉄分が不足すると貧血気味になってしまいます。
そうすると、頭皮に血液が行き届かず、髪に栄養が届かなくなります。
濃い緑茶は体内で鉄分の吸収を妨げてしまいますので飲みすぎないようにしましょう。
ほうじ茶、ジャスミンティー、麦茶などは問題ありません。
コーヒーや紅茶も血行を悪くするので飲みすぎに注意です。
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