抜け毛の毛根をチェックして脱毛の原因をチェック
抜けた毛の毛根を虫眼鏡などで見てみると、脱毛の原因が分かります。
抜け毛は原因によってそれぞれ対策が異なります。
ここでは抜け毛の原因の見分け方をお教えします。
健康な状態の毛根は、このように根本がしっかり膨らみがあります。
では、注意が必要な毛根の状態を見て行きましょう。
根本がちぎれたようになっている毛髪は、びまん性脱毛の可能性があります。
女性に起こる男性型脱毛症(AGA)とも言われます。
男性ホルモンは5αリアクアーゼという酵素によって5αDHTに変化します。
5αDHTは毛母細胞の活動を妨げるため、脱毛につながるのです。
加齢とともに女性ホルモンは減少していきますので、相対的に男性ホルモンが優位になります。
女性ホルモンは髪を育てる働きがあるのですが、相対的に男性ホルモンが強くなることで抜け毛につながるのです。
加齢の他にも、ストレス、出産、食生活の乱れなどでホルモンバランスが崩れると起こると考えられています。
毛根が小さく丸くなっているのは、良性円形脱毛の特徴です。
自律神経のバランスが崩れることで起こると考えられています。
自律神経のバランスが崩れると、血管が収縮し、血流が悪くなります。
そうすると頭皮に十分な栄養が届かなくなり、ヘアサイクルが乱れて抜け毛につながるのです。
毛根がしっぽのようになっているのは粃糠性脱毛の特徴です。
粃糠とはフケのことです。
粃糠性脱毛の原因は頭皮の乾燥です。
頭皮が乾燥すると角質が剥がれやすくなり、新しい細胞ができる前に剥がれてしまいます。
これを角化異常と呼び、フケが増える原因になります。
フケは毛穴を詰まらせ、雑菌を繁殖させてしまいます。
その結果、抜け毛の原因となってしまうのです。
毛根に白い塊があるのは脂漏性脱毛の特徴です。
白い付着物は皮脂なのです。
シャンプーがきちんとできていないなどで、頭皮に皮脂が過剰に残っている証拠です。
余分な皮脂は取り除き、頭皮を清潔に保ちましょう。
参考:女性の抜け毛対策!シャンプーの選び方と洗い方で予防できます。
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