頭皮の皮脂を抑える方法!酸化が抜け毛、臭いの原因です
抜け毛や頭皮の臭いが気になるあなた!
原因は頭皮にたまった皮脂が酸化しているからかもしれません。
皮脂の量を抑えてベタつきを解消する方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてください。
■目次
- 皮脂の役割
- 皮脂が酸化する原因
- 皮脂の分泌を減らすには?
- 酸化した皮脂を取り除く方法
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皮脂の役割
皮脂は毛穴にある皮脂腺から分泌されます。
分泌された皮脂が頭皮や髪に届いて外からの刺激から守ってくれたり、保湿してくれたりします。
皮脂には主に4つの効果があります。
詳しく見ていきましょう。
保湿効果
頭皮は皮脂膜に覆われています。
皮脂がないと、汗や水分がすぐに蒸発してしまいあっというまに乾燥してしまうのです。
天然のヴェールで保湿してくれているのが皮脂膜です。
なめらか効果
皮脂は脂肪細胞が集まって出来ています。
脂質成分で、いろいろ含まれていますが、中でも多いのはトリグリセリドという中性脂肪であり、これは油のようなものです。
油があるとなめらかな手触りになるとおり、頭皮をなめらかにしてくれている効果があります。
保護効果
皮脂膜があるおかげで、紫外線やホコリなどが直接頭皮にあたるのを防いでくれています。
殺菌効果
皮脂膜は弱酸性です。
弱酸性であるおかげで雑菌が繁殖しにくくなっています。
大切な頭皮を天然で殺菌してくれているのです。
皮脂は悪いものというわけではなく、頭皮を守ってくれる大切な成分であることがわかります。
しかし、余分に残った皮脂汚れは酸化して塊となり、様々な悪影響を与えます。
例えば、
などの原因となってしまうのです。
皮脂の分泌量が多くなる原因
頭皮の代謝のサイクルを「ターンオーバー」と呼びます。
ターンオーバーが正常であれば角質は剥がれて頭皮に残ることはありませんが、ターンオーバーが鈍ってくると角質が頭皮に残ってしまいます。
残ってしまった角質は皮脂や汗と混ざり合い、塊になって毛穴にこびり付いてしまいます。
こうなってしまうと、抜け毛、フケ、かゆみ、臭いなどの原因となってしまうのです。
皮脂の分泌量が増加してしまう原因としては主に4つ考えられます。
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ホルモンバランスの変化
妊娠や加齢によってホルモンバランスの変化が起こる時、相対的に男性ホルモンが多くなる場合があります。
そうすると皮脂の分泌量が増えてしまい、頭皮がベタつきやすくなります。
女性ホルモンが減少しやすい30代以降に、頭皮の臭いなどに悩まされる方が多いのはこの為です。
その他にも、ストレス、睡眠不足、食事バランスの乱れなどが原因で年齢的に若くてもホルモンバランスが崩れて、過剰分泌が起こることがあります。
ホルモンバランスの変化は仕方がないことですから、できるかぎり皮脂をためずに酸化させないようにしましょう。
- 適度な運動をする
- 頭皮マッサージをして血行を促進
- 栄養バランスのとれた食事
などを心がけてください。
参考:女性の薄毛、抜け毛対策
間違ったヘアケア
間違ったヘアケアは、頭皮の負担になってしまい身体を守るために皮脂が多くに分泌されてしまうことがあります。
例えば洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、皮脂を除去しすぎてしまい、どんどん頭皮が乾燥してしまいます。
すると、乾燥を防ごうとして皮脂の分泌量が増加する傾向があるのです。
シャンプーがきちんとできていない
皮脂の分泌が多いのではなく、毎日のシャンプーで皮脂を取り切れていない場合です。
二日に一回しかシャンプーをしていなかったり、皮脂汚れをきっちり落とし切れていないことが考えられます。
髪が傷むからと二日に一回しかシャンプーをしていないと、古い皮脂が酸化してしまい、シャンプーだけでは除去できなくなってしまいます。
シャンプーは毎日するようにしましょう。
シャンプーによるダメージが気になる方は、髪や頭皮に優しいシャンプーを選ぶのが良いでしょう。
アミノ酸系のシャンプーがオススメです。
また、スタイリング剤を使っていたりすると、一回のシャンプーでは皮脂を洗い流せていないことがあります。
その場合は予洗いをしっかりする、プレシャンプーなどをしてみてください。
参考:正しいシャンプーの手順
シャンプーのしすぎ
今度は逆にシャンプーをしすぎて皮脂を過剰に洗い流してしまっている場合です。
一日に二回以上シャンプーをしている場合や、市販の洗浄力の高いすぎるシャンプーを使っている場合です。
こういった場合は、頭皮が皮脂不足と判断して皮脂の分泌量を多くしてしまいます。
その結果、頭皮に皮脂が過剰に分泌されてしまうことになります。
日焼け
紫外線を受け続けると、頭皮がやけどしたようなダメージを負います。
紫外線から頭皮を守ろうとして、皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあるのです。
このような時は、ベタつきや臭いが気になりやすいと言えます。
長時間帽子を被る
帽子をずっとかぶっていると蒸れます。
すると皮脂が出やすいくなり、臭いの原因になることがあるのです。
また、髪をずっとまとめておくことも帽子を被っているのと同じような状態になってしまい、蒸れやすくなります。
皮脂の分泌を減らすには?
皮脂の量をコントロールして減らすにはどうしたら良いのでしょうか?
具体的な方法を見ていきましょう。
方法1:生活サイクルを見直す
睡眠をしっかりとったり、3食バランスよく食べるなど、乱れてしまった生活サイクルを整えることで余分な皮脂の分泌を抑えることができます。
もちろん、加齢などのホルモンバランスの変化は仕方ないところではありますが、生活やストレスなどの理由が原因ならば、ホルモンバランスの崩れを改善することができるのです。
方法2:シャンプーを変える
洗浄力の強すぎるシャンプーの使用をやめることは、即効性のある方法と言えます。
髪の汚れは、シャンプー剤をつける前にお湯で予洗いすることで8割くらい除去することができます。
そのため、アミノ酸系シャンプーなど適度な洗浄力があるくらいで洗浄効果としては十分なのです。
必要な皮脂まで落としてしまう強すぎるシャンプーをやめて、髪や頭皮に優しいシャンプーを選んで使うようにすると過剰になっていた皮脂の分泌量を減らすことができます。
方法3:頭皮マッサージで血行促進
頭皮マッサージをして血行を促すことで、過剰な皮脂の分泌を改善する効果が期待できます。
やり方はとても簡単です。
お風呂上がりに、両耳の上に親指をあて、他の指の腹を頭頂部や側頭部にあてます。
そのまま頭皮を前後左右にゆっくり動かせばOKです。
2〜3分繰り返したら、動かして気持ちのいい場所を探して、同じようにマッサージしていきましょう。
ポイントは爪を立てないことです。また、強さも心地よいくらいに力加減で行うと効果的と言えます。
方法4:女性用育毛剤を使用する
皮脂が過剰に分泌されている頭皮は、乾燥しています。
肌が乾燥したら化粧水を使うように、女性用の育毛剤をつかって頭皮環境を整える方法もオススメです。
育毛剤と聞くと抵抗がある方がいるかもしれませんが、女性用育毛剤は頭皮にとって化粧水のようなものにあたります。
頭皮の乾燥などが気になる方は、活用してみる方法もオススメです。
方法5:頭皮を紫外線から守る
紫外線のダメージによって皮脂が多く分泌されていることもあります。
UVカット機能がある髪用スプレーを活用するなど、頭皮を紫外線から守ってあげましょう。
帽子をこまめにはずすなどして、頭が蒸れないようにすることも大切です。
ベタついた頭皮の皮脂の落とし方
臭いのもととなるベタついた皮脂の落とし方をご紹介します。
これを行えば、頭皮環境をすこやかに整えることが可能です。
頭皮クレンジング
酸化してしまった皮脂は普通のシャンプーでは落としにくいのですが、オイルクレンジングで溶かすことができます。
皮脂も油分ですから、同じ油だと混じり合いやすく溶かし出すことができるのです。
同時にオイルで頭皮の保湿もできるのでオススメです。
手順
@ホホバオイルやアルガンオイルなど、人間の皮脂に近くなじみやすいと言われているオイルを用意します。
A乾いた状態でブラッシングし、汚れを落としたりからまりを解きます
Bオイルと直接頭皮になじませます。髪ではなく、頭皮につけるようにしましょう。
オイルがなじんだら指の腹で円を描くようにして、優しくマッサージしていきます。
爪を立てないように気をつけましょう。
強い力を与えなくても、頭皮の皮脂とオイルがなじむことで、自然と毛穴の汚れが落ちます。
Cぬるま湯で洗い流します。
オイルを使うとべたつくのではと心配する方がいるかもしれませんが、ぬるま湯でオイルが乳化しますので、スッキリ洗い上げることが可能です。
Dオイルクレンジングのあとは、いつもどおりシャンプーやトリートメントをして終了です。
また、ミネコラパーフェクト3のように、泡で出てくるタイプのオイルリダクションフォームもあり、こちらの方が頭皮になじませやすいでしょう。
以下の記事で詳しく説明していますので、こちらも参考にご覧ください。
>>頭皮クレンジングでキレイな頭皮を取り戻す
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